1943 |
航空機のマーキングってデカールなんですか?前見たとき、デカールの余白の様な感じで機体色とは違う色の部分があったんですけど。 まつおか |
定型マーキング(注意書きや機体番号)はステンシルと呼ばれる手法が使われます。これはマーキングの形に開口した型紙を当てて上からスプレーを吹くものです。
ささき
大戦機に関しては、以前Net上で面白い写真を見つけました。画像掲示板の方にアップしておきますが、WW2時に太平洋戦線で用いられた、米軍機に貼付するためのキルマークだそうです。(1943年製、約2x3インチサイズ)裏面に使用方法が書かれていますが、水転写式、プラスチックモデルに用いるものと全く同じです。これを貼付した後、クリアを吹くのでしょうか。 メーカー名も記されているので、興味をお持ちの方は裏を取ってみてください。
・・・またささきさんと重なってしまった(苦笑)。ゴメンね。
みなと
ささき
みなと
みなとさんがデカールの上にクリヤー塗装をかけるとおっしゃっていますが、私が売っているラベル印刷用インキについて航空関係から、ガソリンは勿論、スカイドロール作動油耐性があるものはないか?、というような問い合わせがきます。デカール表面にオバーラミネートや上掛けの塗装をするのなら直接の耐性はいらないのにと思いますが、必ずデカールの表面は保護するもの、あるいはアルミ染色(レーザー刻印も?)などの半永久的印字プロセスのものなのでしょうか。つまり特殊インキで印刷しっぱなしというものはないのでしょうか?。(残念ながらガソリンはともかく、不揮発性のスカイドロールに直接長時間耐えるインキは弊社にはないのですが)
SHI
小型機においてクリア塗装による保護をかけないデカールは、注意書き等で目にするような気がします。このような場合、印刷面上に保護コートを有するデカールの記憶しかないですね...
コマーシャル・ジェット等のグラフィックスに用いられるデカールに関しては門外漢な為、参考になるような情報かどうか判りませんが、以下のアドレスで3M社の製品、”3M Aircraft Marking Film” に3M Scotchprint静電プリンターでグラフィックスを印刷した事例が紹介されています。
http://www.3m.com/NZ/about3M/innovation/airnz.html
尚、3M社のAircraft Marking Filmについて、品番VS7704がポリエステル系多孔フィルム、 VS7705が同孔無し、品番VS7322がビニール系多孔フィルム といった区分の様ですが、垂直尾翼等の大面積部分に貼付されるデカールはほぼ多孔フィルムが用いられているようです。(気圧変動による剥離を防止する為)
又、NW/コンチネンタル/SW等の大手航空会社のマーキングを請け負っているカリフォルニアのAvion Graphics社のページには、実例を含む多くの情報がありました。一見する限りにおいては、Aircraft Marking Film上に印刷されたマーキングの上に保護塗料を塗布する必要性を示唆した文章はありません。
http://www.aviongraphics.com
以上不完全ですが、御参考まで
みなと
随分な要求をする航空会社もあるものですね(^^; 航空用塗料でも両方を兼ね備えた物は無いと思うけど、いったいどこに貼るつもりなんだろう。外板でそんなものを要求する訳無いから内部構造、恐らく配管用のラベルでしょうか?そういった物なら上掛けの塗装はしないと思います。シリコン系のゴムは耐スカイドロール性があるらしいので、その系統のオバーラミネート・シールがあると少しは有効かも。
jas1
早速のご教示ありがとう御座います。
伝言板にも書きましたが、わたくし、秋には帰国する事になりましたが、商売は変わらないのでこの情報は大変貴重です。
自動車のブレーキ液とスカイ・ドロールはどうも似て非なるものらしいですね。
SHI