1932 |
F4Uの機首上面、コクピット前方にある白線のパターンは何のためにあるのですか? 金鳥 |
Schump
FJ-1
「風防前方の白い帯は燃料タンクからの燃料漏れをシールドしたテープを示している」と牧英雄氏が解説しています。
KI-100
金鳥
…とは書いてあるんですが、「パネルラインをまたいでいない」とか「明らかにクレコスが貫通したり、パネルラインが見えている」場合があるのはどういうことなのかが疑問。また、ものによっては燃料タンクとは無関係なパネルラインにも及んでいます。
もともと白帯がない固体の方が多そうなので、取り扱い注意ラインだと思っていました。
調べてみると「陸上基地運用のF4U-1だけが砂塵防止用にテープを貼った」とする記事もありましたが、明らかに同じ本の写真と矛盾があったりしてよく分かりません。
この機に解決したいので、貼ったり剥がしたりしている現場の写真や作業要領といった資料をご教示願えますでしょうか?
Schump
機体によってはかなりのすき間やガタが出たのかもしれません。
厚板は燃料タンクのカバーと、キャノピー前の二つです。(防弾板)
>…とは書いてあるんですが、「パネルラインをまたいでいない」とか〜
実戦においてでしょうか?
ショーや博物館の機体なら演出や考証ミスも考えられます。
当時の写真でも撮影用の化粧という可能性もあります。
妙にこぎれいな機体だったら一応疑ってみた方が。
イギリスのコルセアにも同様の対策が見られるので(しかもかなり不細工)
飾りではないはずです。
燃料漏れ対策と言われててますが、燃料タンクから漏れるととんでもない事に
なりそうなので(F4U1)、やはり外からの侵入をシールしていると考えています。
林檎
通常燃料タンクには通気口(ベント)が設けてあり(でないとガソリンが出て行かない)、燃料を満タンにして日向に置いたりするとガソリンが膨張してベントからポタポタ垂れてたりします(飛行機の近くでは絶対禁煙!というのはこういう所にも理由があります)。コルセア胴体タンクのベントがどこに開口していたかは知りませんが…。
あと、そんなに念入りにシールする理由は「アクリル樹脂のキャノピーをガソリンに触れさせないようにするため」という理由もあるかな?と思ってみたりしますが何の根拠もありません。
ささき