1929 |
三式戦闘機飛燕とP-51ムスタング、スタイルがすごく似ていますよね。 もしかして、日米どちらかがパクったのではないでしょうか? それとも当時の水冷戦闘機の基本形なのでしょうか?? 97式 |
ルックスの差を付けるといったらラジエーター位置や
主翼、尾翼形状ぐらいしかないような・・・。
それ以外の両者の共通点といえば、Me109に似ていると
いわれることでしょうか。
飛燕:和製メッサーと呼ばれた
P-51:Me109との誤認騒ぎをたびたび起こした。
SADA
BUN
キャノピーしかり、ラジエイター形状しかり。
「すごく」って言うのはどの辺を観察して思われたのpでしょうか。
3号電探
P-39対タイフーンよりは、P-51対飛燕の方が似ているかと・・・
SADA(ゴミレス)
キ61の設計開始は 1940 年、試作機の初飛行は 1941 年 12 月。P-51 は 1940 年 4 月に設計開始、その年の 10 月には初飛行を迎え英軍への納入は 1941 年はじめ。両機はほぼ同時期に開発されており、設計者は「パクる」どころか互いにその存在すら知らなかったと思われます。
>それとも当時の水冷戦闘機の基本形なのでしょうか??
エンジンが前にあって、コクピットが中ほどにあって、尾翼が後ろに付いている以上ある程度似たような形になります。私はむしろマッキ MC.202 や He100 の側面形が飛燕に似ていると思いますが、この両機も上から見ればあまり似ていません。
ささき
hana
ブロック型と拡散型の対比でしたら、キ-28 が参考になるかもしれません。
キ-28 は、冷却器の引き上げが可能で、
軍用機メカシリーズの土井氏の記事に因れば、引き下げ時(ブロック型)と引き上げ時(拡散型)の機体の抵抗面積の差は、20%程度と見積もられている様です。
結構差がありますね。
あと、便乗で質問します。
飛燕とP-51は共に拡散型の筈ですが、マッキ MC.202 はどちらなのでしょうか?
mikey
エアロ・ディティールの断面図によれば拡散型ですね。
Schump
ありがとうございます。
マッキも拡散型でしたか。
マッキの初飛行は1940年8月、1940年1月に初飛行したYak-1 も拡散型、
あと、Bf109 が拡散型を取り入れたのは、確か Bf109E からですよね。
1940年以降になると、拡散型自体は、結構ありふれた存在なのかも。
mikey
記事によると土井氏はキ-28 について、抵抗面積をプロペラ効率η=0.85として、下記の様に見積もられています。
抵抗面積 : Cd・S=0.47[m^2]
− 以下内訳 −
胴体、主翼、尾翼、他 →0.35[m^2]
脚(尾橇を含む) →0.06[m^2]
滑油、水冷却器 →0.06[m^2]
あと、冷却器引き下げ時(ブロック型)の抵抗面積増加分は、0.08[m^2] といった所でしょうか?
これから、引き下げ時(ブロック型)と引き上げ時(拡散型)の「滑油、水冷却器」の抵抗面積は、恐らく下記の様になります。
引き下げ時(ブロック型)→0.14[m^2]
引き上げ時(拡散型) →0.06[m^2]
mikey
それにしても、戦場で遠距離から視認した場合、飛燕、P-51、Yak-1系、Mc202、G55、ハリケーン等の後部胴体下面にラジエータのある液冷エンジ機は、側面からでは識別が相当難しかっただろうと想像されます。
胃袋3分の1
側面形に頼って誤認というと、典型的な護衛戦闘機撃ちですよね。酸素不足のウェストガンナーに撃たれたくないとつくづく思います。
スピットファイアなんかは、しつこいくらいに平面形を見せびらかして接近したんですよね。ただ、P-51だといくら平面形見せてもやっぱり撃たれるときは撃たれる。
Morioka