1916 |
かなり古い飛行機だと思うのですが「ガンバス」という飛行機があったらしいのです。二人乗りで複葉というところまでは調べられましたが、他は全くといっていいほど資料が載っていませんでした。どなたか「ガンバス」という飛行機をより詳しく知っている方は、他力本願で申し訳ありませんが、機体やその他諸々のことについてご教授願います。 最終便の乗客 |
第一次大戦の欧州戦線を部隊にした冒険活劇(つまりお気楽な内容)です。
主人公はガンバスに搭乗しておりました。
穂積
穂積
エンジン:ノーム・モノスパプ回転型100hp、推進式に装備
乗員:2名
就役期間:1915年2月〜1916年5月
武装:ルイス機銃×1、前席の偵察員が操作
いやあ、「ブルーマックス」なんて箱のフタ開けるの何年ぶりだろう。
まだ戦闘機というものがほとんどなかった頃の機体ですね。フォッカー単葉機が登場したのが15年の8月ですから。
ただ、同時期のドイツ機と比べると、上昇限度は低いし降下速度は遅いし、劣った機体であるのは否めません。100hpで複座に、というところに、後世から見ると無理があります。
大名死亡
「FE」、すなわちファルマン型(テイルブーム方式の単発プッシャー)の複座機は「ガンバス」とひとくくりにされていたようです。
たとえば、RAF(王立航空工廠)FE2b戦闘攻撃機。
全幅14.55m、全長9.83m、翼面積45.89sq.m
エンジン:ベアドモア水冷直6・120〜160hp
2人乗り(前が銃手、後が操縦士)
射撃兵装:7.7mm機銃1〜2又はヴィッカース1ポンド自動砲
爆弾158.8kgまで
1915年終盤に実戦配備。制空戦闘機としては出現と同時に旧式化してしまいましたが、多用な装備バリエーションを許す機体の余裕と離着陸の容易さから夜間迎撃機、対歩兵攻撃機、偵察機、対潜哨戒機等として対戦を戦い抜きました。
Schump
「ブルーマックス」てホビージャパン(元は3Wだっけ?)のですよね。
あの1へクスで180度旋回しちゃうやつ。
そうか、あれ資料に使えるんだ。こんど押入れから発掘してきます。
Jabo
イギリス最初の戦闘機とも言える飛行機です。
1914年の末頃から部隊配備が開始され、1915年の夏の終わりにフォッカー単葉が前線に出てくるまでは、フランスのモランソルニエ単葉とともに西部戦線の空を制していました。とはいえ、この頃はまだ彼我ともに飛ばしている飛行機の数も少なくて、空中戦の機会もそう多くはなかったようですが。
推進式の動力配置をとり、機関銃を前方に向けることを主眼に設計されています。
複座で、前方機銃も多少の旋回が可能なのが特徴ですが、これはあまり空中戦には有利とは言えず、このあとF.E.2シリーズにのみ踏襲されます。
ガンバスはかなり低速で、運動性も悪く、フォッカー単葉にはまったく対抗できませんでした。このため、ガンバスが戦闘機として活動できたのは4ヶ月くらいなものです。複座機で、しかも妙に航続力が長かったことから観測機や偵察機として転用されました。
まなかじ
これ、映画「ガンバス」公開時に、同作品を紹介してたコラムで仕入れた知識です。間違っていたら、すいません。
ツカドン
http://www1.kyoto-be.ne.jp/wachi-jhs/study/airpln/bnog.htm
ツカドン
SHI
Gun Busです。「テッポウつき乗合馬車」とでもいったところ。プッシャー単発機の乗員ナセル部分の形状と人や装置類の詰め込み具合からそう呼ばれるようになったのでしょう。
Schump
SHI
うん、あまり想像したくないけれど・・・。
ナゾの人
ぐしゃっと、ね。
ペナペナの凧みたいな構造なのに、重いものがすぐ後ろにありますからねえ。
いちおう、つんのめらないように脚の前の方へ橇が伸びてますが、やっちゃうときは、やっちまいますよねぇ
まなかじ