1891 |
メルボルンのローカル飛行場にあるマイナーな航空博物館にブリストル・ ボーファイターが置いてありました。その説明文に「日本軍はボーファイタ ーを「囁く死(Whispering death)と呼んでいた」と書いてあったのですが、 これは本当でしょうか。大嘘に決まっていると思うのですが。 ハムサンド |
BUN
ささき
いずれにせよ「お話」ですが。
エラガバルス
BUN
P-kun
とりあえずココを覗いてみましょう。
http://www.csd.uwo.ca/~pettypi/elevon/gustin_military/nickname.html
Whispering Death, Whistling Death ともに載っています。でもこれ、戦後に作られた俗説じゃないかなぁ。
P-40L の Gipsy Rose Lee とか P-39 の Kobry とかどちらかと言うとユーモラスなのが多く、「戦意を高揚する」ような勇ましい渾名は少ないですね。
P-51 が金属疲労から来る空中分解事故を起こすことがあり、「スパム缶」の渾名で呼ばれたなどいう記述は日本の書物ではあまり見ないような気がします。
ささき
いうのは連合軍側がつけたニックネームなんですね。敵の飛行機にあだ名を
付けるにしても、日本軍が「囁く死」なんて名前を付けるとはとても思えま
せん。P-38なんかは日本側からは「ペロ8」と呼ばれていたそうですし。
ところで、自己便乗質問です。私の祖父(戦場に行ったことはない)が生前
「連合軍は零戦のことを『地獄の使い』と呼んでいたんだぞ」とよく言って
いたのですが、この真偽の程はいかがでしょうか。こちらも何だか嘘臭いの
ですが。
ハムサンド
>いたのですが、この真偽の程はいかがでしょうか。こちらも何だか嘘臭いの
>ですが。
アメリカ人は強調の形容詞として Hell を使うことがありますから、「Zeeks are hell agile so you never try dogfight with'em(ゼロは滅法敏捷だから決してドッグファイトを挑むなよ)」みたいな会話はあったと思います。しかし倒すべき敵機をわざわざ「地獄の使い」と呼ぶことはないと思います。また「He maneuvers like a devil(悪魔みたいな機動しやがる)」といった言い回しも使われたでしょうが、どちらかといえば憎悪の意味であり畏怖の意味はないと思います。
ささき
「東洋の魔女」と呼ばれたことがありますが、
これも蔑称らしいですね。
どんべ
ごるぴゐ
やはり、自分から敵の飛行機を恐れるようなニックネームは付けないのが
当たり前ですよね。敵機に「死」だとか「地獄」だとかいうニックネームを
付け始めたら、その時点で精神的に負けているようなものだと思います。
ハムサンド
ささき
ウマシカオ