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航空機による戦術偵察についての疑問です。アメリカ海軍はF―14TARPSがありますがアメリカ空軍はRF―4退役後どうしているのでしょうか? まさか電子作戦機EA―6Bのように海軍にあいのり(?)や無人偵察機が主体になっているとか・・・。 ゆゆゆ |
SUDO
ATARS(先進戦術偵察システム)搭載F-16偵察型は確かキャンセルされたような気がするのですが、衛星とU-2とスカウトだけってのも変です。
したがって、ステルス機F-117の戦術偵察機型が有りそれを秘密にしていると愚考します。
SINYA
ゆゆゆ
湾岸戦争で精密爆撃の威力を再認識した米空軍が、専用の戦術偵察機なしってのも
納得がいかないですよ。
「トムクランシーの戦闘航空団解剖」(1995年米で出版、日本では新潮社)だと偵察型F-16はキャンセルされたとあるんですよね、トムクランシーは嫌いだけれど言ってることは本当でしょう。
米空軍は戦術偵察機に当初の予定、コストの安いF-16ではなくF-117をあてることにしたのが本当じゃないでしょうか。
SINYA
F-117の偵察型への変更は空軍が反対していませんでしたか?
実用されているかどうかわからないものということであればTR-3という線もあります。
私見ですが、湾岸戦争で無人偵察機の有用性を確認できたからこそ
RF-4の後継機は不要という結論に達したのではないでしょうか?
実際にコソボではU2+無人偵察機というシステムを使っているとのことですし、
2001年度予算でも無人偵察機の増備・改良が計上されています。
PT
ある本=大図解 世界の諜報活動 (グリーンアロー出版社)です。(確か)
YF−23A
また現在の無人偵察機には、特定の空域を滞空しながらあたりを偵察できるタイプも有るそうです。
しかしながら米軍は、湾岸戦争後に(DARO、国防航空偵察局)なる組織を作っているんですけれど、この組織は、陸海空軍そして海兵隊の航空偵察能力を一元管理するのだそうです。そしてこのような決定がされた理由は、湾岸戦争での戦術写真偵察能力不足が理由だそうです。(たぶんイラク領内のスカッドミサイルが発見できなかったのが原因では?)
それでなんらかの有人戦術偵察機を保有していると、妄想したのです。
極秘ステルス機があるのかどうかは、憶測の積み重ねになってしまいそうですね。
私達の検証できる事ではないのでしょう。
SINYA
そのお鉢が低空を低速で長時間飛べる A-10 に回ってきて「スカッド探し」をやらされたそうです。A-10 の乗員達は冗談で RFOAG-10(偵察(R)もやる、機銃でヘリも墜とした(F)、陸軍との共同作戦で前線観測(O)もやる、本職の対地攻撃(A)はもちろんレーダーを止めて HARM 誘導が利かない SAM サイト叩き(G)にまで駆り出された)と自称していたそうです。ゴミレスでした。
ささき
あるいはやっぱりステルス等の極秘プロジェクト機?
戦略偵察はインターネットに多い話題ですけど戦術偵察は少ないです。
「航空偵察」でひとくくりにされてる感もあります。
ゆゆゆ
専門の偵察機(RF-4など)と、偵察ポッドを搭載しただけのものは、
それほど能力の差があるんでしょうか?
taka
YF−23A
ここにTR−3の想像図と性能(一部推定)が載っています。どうやらノースロップ社製のようです。(実物らしき写真もあります)
YF−23A
偵察機材の優越はわかりませんが偵察ポッドを装備すると増槽の数が減り燃料が少なくなるとか。あと後席の偵察航空士の有無でしょうか。
空自のRF−4Eと違ってRF−4EJ(F−4EJを改修、偵察ポッド搭載型)は機首のバルカン砲、ミサイル発射能力が残されています。
>オーロラ、ノーススロップTR−3他
いずれにしろ戦術偵察機に使うには現段階ではステルスは維持費高そうです。それにおいそれと海外展開とかできなそうです。存在するとすればSR―71みたいな運用のしかたの戦略偵察機でしょうか。
ゆゆゆ
アリエフ
電子偵察に関してはJ-STARS(E-8)が実用レベルに達しているので、この用途
での戦術偵察機を持つ必要はない。
高高度からの写真偵察はU-2と無人偵察機で充分、ステルス偵察機に存在意義
があるとすれば中・低高度から写真偵察ということになる。
現状では高高度からの写真で充分な情報が得られており、ステルス偵察機は
必要ないとされているのではないかと見ています。
>TR-3
TR-3の噂が出てきたのは1991年頃と記憶しています。
さて、現在「Northrop」「ステルス偵察機」ときたらまず頭に浮かぶのは
「Tacit Blue」ですが、公表されたのは1996年のことです。
1991年の時点でのTR-3=Northrop製という話にはTacit Blueの情報が
まぎれこんでいる可能性があります。
あの「ミニB-2」みたいな機体はかつてのF-19の同類ではないでしょうか?
Tacit BlueをベースにしたNorthrop製のU-2後継機ならありえそうです。
>オーロラ
>KC−135から給油を受ける「完全な三角形状」の飛行体
http://www.fas.org/irp/mystery/aurora.htm
↑F-16じゃなくてF-111で、両側エスコートでもないけどこれですよね?
SR-71が引退するので、その後継機があるはずだということでクローズアップ
されたオーロラですが、これも偵察衛星からの画像の質が向上し、充分な
情報が得られるようになったことで後継機不要になったと見ています。
SR-71の後継機が検討されたのは間違いないでしょうし、何らかの実験機
(技術的デモンストレイター)として写真のような航空機が存在することも
あり得るでしょうが、正式なSR-71後継機の存在には疑問を感じています。
PT
YF−23A
大変参考になりました。
本当にありがとうございました。
質問者ゆゆゆ