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以前、『軍事情報』にイランがF−5をベースにした攻撃機を開発している、というのを読んだ事があります。考えてみれば、ミラージュIIIというのがクフィルやチータを生み出したり、F−16をベースに台湾や日本が独自の戦闘機を作ったりしているのに、F−5は(近代化改修は別として)発展型というのを見た事がありません。上記のイランぐらいしか無いように思います。どうしてなのでしょうか? 豆腐ヨーカン |
taka
ささき
従って、一般的にはF-5の発展型をわざわざ開発しなくてもF-16を買えば事足ります。
独自の発展型が誕生するのには何らかの特殊な事情があります。
クフィルやチータの誕生には武器輸出制限が影響していますがイランの場合も同じです。
代替機が欲しければ自国で何とかするしかありません。
台湾の場合はF-5→F-16と移行したかったのですが、アメリカが中国との関係を考慮した結果、
台湾へのF-16輸出は行わないと決定したため独自開発に至ったわけです。
(とはいってもGD社も設計に参与していますから実質は共同開発)
日本の場合はF-16では満足できないので独自開発を計画し、最終的に共同開発になったわけです。
PT
JK
80年代初め、F5Eの後釜として途上国への輸出専用機として開発されたF20やF16−J79が途上国から全く見向きもされなかったことは、このような傾向を物語っています。
一時のイスラエルのように政治的事情等により最新鋭機の導入が困難な国が、その代替手段として、従来から使用していた機体をベースとして改良を加えたものに頼らざるを得ないわけだが、中国でミグ19が開発国のソ連以上に大量生産され、独自の発展型が見られるのも、こうした例の一つ。中ソ間の国交悪化がもう少し遅ければ、中国はより新型のミグ21の量産に成功し、ミグ19は少数に止まっていたかもしれない。
アリエフ
もともとF―5はアメリカ軍用ではなく海外供与用で自国で同クラスまたはそれ以上の機体を単独開発できる国(フランスなど)は欲しがらないわけです。逆に欲しがる国は自国で戦闘機の開発ができない国です。ライセンス生産できる国も世界では限られていますからよほどの理由(輸出制限など)がないと発展型といえどそう簡単に開発できないはずです。Mig―21を発展させた中国のような国がアメリカの近くにいれば変わってたかもしれません。
アメリカはF―5を発展させたF―17を更にF/Aー18に発展させましたがF―5に比べて高価になってます。しかたなく別系統であるF―16等を輸入した国もあるはずです(それでもFー5よりはるかに高価!でも高性能)。
ゆゆゆ
(N)
anhbeo