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大戦間に行なわれた大西洋横断飛行ですが、アメリカからヨーロッパを目指したほうが、風が有利だと聞きました。これは、地球の自転の影響(?)等で、大西洋では、常に西から東に風が吹いているからなのでしょうか? ゲイラ快斗 |
現在のジャンボ旅客機でもヨーロッパ線、太平洋線、大西洋線いずれも東行きの方が飛行時間が短いです。機長が『今日は風の影響で到着時間が30分遅れる(約12時間のフライトで)』などと言い出す事もあります。
天気が大きな地域枠と時間枠で考えると地球上どこでも西から東へと変わっていくのも同じ理論で説明できると思います。
SHI
ですから当然自転の慣性力も受けないのです。地球はご存知の通り東から西へ回っておりますが、
気体はそのまま地球の自転に付いていきません。そう、自転においてかれるのです。
これが自転とは逆方向の西から東へ進む力となって現れます。
これを転向力という力とは名ばかりの力で呼ばれます。
ですから基本的に風は西から東へと吹きます。台風が基本的に東へ流れるのもこのためです。
特に地表の影響を受けにくい高空ならなおさらとなります。
たぶんこの解説でも疑問点は出てくると思いますが、
出てきたら高校の地学の教科書を一度読みましょう。(^^;
そこに答えは全て書いてあるはずです。
P-kun
どころか全く誤った解説です。あああああ、寝不足の影響か・・・それとも最近鬱だからか・・・
しかし自転の影響から来る転向力の関係で西から東に風が吹くのは正しいです。
地球の大気はこ存知の通り対流しておりますが、自転がなかったら赤道で暖められた空気は
そのまま冷たい北極へ垂直直線方向へ進むはずです。しかし実際は東の方向にカーブを描いて進みます。
ここで一度紙に円を書いて円の縁から円心へ垂直に書きつつ紙を自転の方向と同一に回してみましょう。
そうすれば転向力は理解できるはずです。
上記にも書きましたが詳しくは高校の地学の教科書をどうぞ。
P-kun
貿易風と偏西風と言う二つの流れがそうですね
台風が東から西に流れてくるのは貿易風の影響です
大西洋横断飛行では、リンドバークのN.Y.〜パリ間では逆向きの偏西風の影響を受けるため西から東に飛ぶ方が有利なわけです
そこで西から東に飛ぶ時は、赤道に近い南回り航路で貿易風を利用してました(たしかサン・テクジュペリの作品にあったと思いますが)
勿論アメリカからヨーロッパでは北回りの方が距離は短くなります
偏西風とジェット気流を利用したと言えば「ふ号爆弾」と言うのも有りましたが
8bd
この自転の影響、すなわち転向力は貿易風、偏西風にも作用します。
この転向力は北半球では進行方向直角右向きに作用します。これとの合力の方向に進んで行きます。
大気の対流の話になってしまいますが、赤道付近で暖められた大気は
北半球では北に垂直に向かいますが、この転向力のおかげで右にずれていきます。
ちなみにこの進路はほぼ台風の進路に合致します。
2の通り、寝不足で解説して失礼しました。
P-kun
http://www2.neweb.ne.jp/wd/nobuaki/New_Homepage/taikijunkan.htm
http://www2.neweb.ne.jp/wd/nobuaki/New_Homepage/geocoriori.htm
要約すると、「北緯0〜30度付近では北貿易風(北東の風)が、30〜60度付近では偏西風(南西の風)がぐるっと地球を周って吹いている。南半球では南北が逆。」です。
epitaph
大変、参考になりました。
ゲイラ快斗
epitaph