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第一次大戦中のイギリスの夜間迎撃機はどんなのだったんですか?やっぱブリストルF2とかだったんでしょうか?あと上向き銃ほ装備した機もあったそうですがどんな機体なのか教えてください Yasuharu
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- いかにも夜間迎撃機的な装備をした最初の戦闘機は、おそらく王立航空工廠FE2bサーチライト装備型(複座・前席銃座前後の旋回式機銃架に7.7mmルイス機銃各1)でしょう。ただしこれは1916年中盤から年末にかけて実験的に用いられただけのようです。
夜間迎撃任務には複座の戦闘機や攻撃機が多用され、ブリストルF.2や王立航空工廠BE2が活躍しています。単座機としてはマーティンサイド・エレファントや王立航空工廠S.E.5aの使用例が確認できます。
斜め銃装備機としてはソッピース・ドルフィン単座戦闘機が有名どころでしょうか(最大武装:機首7.7mmヴィッカース前方機銃×2、下翼上面ルイス前方機銃×2、上翼中央フレーム上ルイス斜め機銃×2)。また、S.E.5系の機体では上翼上面のルイス機銃を弾倉交換ポジション(45度上向き)のままにすることで斜め銃として使うことができましたが、この射撃方の夜間迎撃における実績は確認できませんでした。
Schump
- >主翼上面のルイス機銃
発案者フォスター軍曹の名を取って Foster mount と呼ばれています。
http://www.geocities.com/CapeCanaveral/Hangar/8217/fgun/fgun-uf.html
ささき
- 最初から大口径斜銃を主武装とする専用夜戦として作られた、時代に先行した(先行しすぎた)機体にスーパーマリン PB.31 という誉れ高き駄作機があります。主翼は四葉で水平尾翼は複葉、専用のエンジン付き発電機で機首の強力な 2000W 旋回式サーチライトを照射、暖房完備の密閉キャビンには長時間の哨戒飛行に備えた仮眠ベッドまで備え、武装はキャビン上部に固定式上向き 2 ポンド「デイビス」無反動砲(のち 1.5 ポンド COW 37mm 砲に換装)と連装ルイス機銃、機首にもサーチライトに連動した連装ルイス機銃を装備、これだけの装備を 100hp 空冷双発エンジンで引っ張った結果最高速度は驚異の 96Km/h(パーマンといい勝負)で 3000m までの上昇時間は1時間(50m/分)、一方迎撃すべきツェッペリンは高度 6000m を 120Km/h で飛ぶので全く役に立ちませんでした。
ささき
- いやぁ、みなさんどうもありがとうございました。今夜はぐっすり眠れそうです
Yasuharu
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