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物の本(坂井三郎著「大空のサムライ」だったと思います。」)によると 「爆撃機の防御砲火は(相対スピードと角度の関係で)めったに当たらない。」と、書かれていた思いますが、(仮想空間での質問で、申し訳有りませんが)私が遊んでいるゲームソフト(プレステ「ゼロパイ」&MS−CFS)では、メチャクチャに当てられます。これは、エース坂井と私の「腕」(飛行経験?)の差でしょうか? 実戦での、爆撃機の防御砲火が当たる確率等、ご存知の方、ご教授ください。 (フォッケでB17に落とされるのは、納得できても、ムスタングでDo17に落とされると、どうも納得がいかない!) K_KSK |
真正面から突っ込めば一方的に撃たれる時間は3秒ぐらい。機首の50口径で撃墜される心配はまずないと思います。
alphabetta
その分効率悪いってのを読んだ覚えあります。
(逆に戦闘機の側にしてみれば受ける銃弾1発あたりの破壊力が上がっていることになる)
ただ、やはり相対速度の関係で狙いはつけ易いですから、一概に比較はできないでしょうが。
勝井
>後方から突っ込むのは自殺行為
「相手機と軸線合わせなければ命中率は7分の1に落ちる」
と言う話しを聞いたことがあります。
つまり、敵機と同じ軸線で飛んでいたら殆ど当るが、軸線をずらせば命中率は下がる。
と、言う事ではないのでしょうか?
あと、前方から突っ込めば撃たれる時間は約3秒と言うのは裏を返せば射撃時間も約3秒という事では?
ま、どちらにしろ撃墜率は低いと言う事ですね。
素人が場を乱してすみませんでした。
ベルゼバブ
「軸線をずらせば当たらない」というのは、旋回銃における偏差射撃の難しさを示しています。敵機との距離と相対角が変化し続ける限り、それに合わせてリード(照準偏差量)を連続的に変えなければならないので有効な連続射が送り込めません。固定目標相手に撃つ場合の「曳光弾の軌跡に合わせ照準点を補正する」手は使えないのです(それをやると弾道は全部目標の後方に流れます)。
一方爆撃機は原則として等速直線飛行しており、攻撃側のリード算出はずっと単純です。坂井氏の記述などを読むと有効射程まで機を滑らせながら斜めに接近し、射撃する瞬間に滑りを止め照準を合わせ全火力を集中、すぐに離脱する戦術が取られていたそうです。
坂井氏ははじめて B-17 に遭遇したとき直後上方からの降下攻撃を7回連続して行い、有効打は得られなかったが自分にも被弾はなかった、あとで考えれば蜂の巣にされても不思議はない攻撃法だったので、二度とそんな馬鹿はやらなかった(しかしガダルカナルで SBD 編隊を F4F と誤認し真後ろから接近して蜂の巣にされ死にかけています)と書いておられました。この時は B-17 側の射手も余程慌てていたのではないでしょうか。
ささき
坂井氏がフィリピン上空で撃墜したのは
尾部銃座の無いB-17D型ですから後方の火力が貧弱です。
(もちろんチンガン(機首銃座)もない)
ミッドウェーあたりから尾部銃座のあるE型が
ヨーロッパ戦線ではチンガンのあるG型が出てきますから
対戦時期による差も御忘れなく。
日本のゲームは実戦のことが全く分かっていないデザイナーが
造っているから現実とは乖離しています。
クライスト