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米国のA−10は30mmバルカンを撃つとエンジンが止まるとゆう話を聞いたことがあるのですが、75mm高射砲をつんだ「飛竜」(正式名称、忘れました)なんかは大丈夫だったのでしょうか? げるぐぐ |
射撃そのものは問題なく行われたようです。アメリカにもB-25改造型
に75mm砲(りゅう弾砲)搭載のものとかがありますが、こちらは対地
攻撃用。特に問題がでたとは聞いたことがありません。
飛行機搭載の最大の砲はAC-130の155mm砲でしょうか、これもそんな話
は聞かないです。
A-10についての話(失速するとか)も聞いたことがありますが、本当
なのか疑問です。
taka
制限があったとは記憶していますが、エンジンが止まってしまうか
どうかまでは・・・わかりません。
benben
エンジンが止まるのは、ガトリング砲の砲煙をエンジンが吸い込んでしまい、フレームアウトを起こすためだそうで。
初期の機体は砲煙を逃がすためのデフレクターを、砲口に装備していたりします。
まぐまぐマグロ
benben
いえいえどういたしまして。ちなみに件のデフレクターは「ほとんど意味無し」ということで廃止されました由
追加
>AC130
105榴と40ボフォースの同時発射は制限されていたと記憶します
まぐまぐマグロ
30mm6連装バルカンともなると硝煙はかなりのものとなるので、この配置でもエンジン故障引き起こす可能性はあると思うが、故障発生の確率がどれくらいなのか、0ではないが十分な信頼性保てる位になっているとは思うけどね。実際、A10が飛行しながら地上目標をバルカン砲で攻撃するシーンの映像がかなり流されているし。
アリエフ
でフレームアウトし、墜落する事故が発生しています。随伴機がその模様を撮影
したいたので、詳細なデータが取れたとか。
で、その後の試験機には不格好な箱状の整流板が機首に取り付けられていましたが、
実用機ではその整流板は無くなりました。おそらく、他の機体改修と、運用の見直
し(連続射撃時間の制限等)で対策としたのでしょう。
10年ほど前の一時期、銃口部分にガス拡散器(なんちゅーか、掘削ビットの頭部
みたいな奴)を装着する改修が行われていたのですが、何故か今は殆ど取り外さ
れているようです。
冷泉の秘芸
・胴体後端両側にエンジンを装備した A-10 と、主翼にエンジンを装備したキ 109 では「発射ガスがエンジンに入る確率」が全く違います。
・今時のガトリング砲と第二次大戦時の大口径砲では吐き出す硝煙の量が桁違いです。
A-10 の GAU-8/A は 30mm 弾を 3000 発/分(秒間 50 発)以上吐き出しますが、キ 109 の人力装填 75mm 砲は一分に何発かという速度でしか撃てません。P-39 の 37mm 砲で 140 発/分、モスキートの 57mm 砲で 60 発/分です。
ドイツの 30mm 砲 MK108 はこの時代にしては速く 600 発/分、Me262 はこれを四門装備していますからピーク時 2400 発/分となりますが、上記したエンジンと銃口の位置関係からガスの問題は起こらなかったと思います。
・ジェットエンジンの再点火は困難です(フレームアウトが起き回転が落ちる事がそのまま圧縮比の悪化につながるため)が、レシプロエンジンの再点火は容易です。燃料が流れて回っていれば放っておいても火が入ります。
(だから駐機状態の飛行機でもペラに触れるのは厳禁です。うっかりイグニッションスイッチが ON になっていた場合、手でペラを回した動きでアルタネーター(発電機)からスパークプラグに電気が流れエンジンが始動する可能性があります)。
ということです。A-10 の機銃とエンジンの位置はむしろ特殊で、F-15 や F-16 では機銃をインテイクより後ろに置き、FA-18 では機首上面に持ってくることでガスを吸い込まないようにする工夫が見られますね。
ささき
げるぐぐ
6>A−10のエンジンの配置は、エンジンの排気口が垂直尾翼に隠れて、赤外線誘導ミサイルに狙われにくくなるようにしたものです。
ザイドリッツ