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1759 はじめまして。さっそくですが、レシプロ機の高度記録、速度記録をご存知の方がいましたら教えていただけないでしょうか?できれば、機種、エンジン性能も・・
斎藤一

  1. 現在の速度記録ホルダーは F8F 改造のエアレーサー Rare Bear です。
    http://www.rarebear.com/
    1989 年 8 月 21 日に 528.3mph(850.2Km/h) の公式記録を樹立しています。
    エンジンは R-2800 を R-3350 ターボ・コンパウンドに換装しており、水・ニトロ噴射併用時 4000hp 以上を出すようです。プロペラは P3 オライオン哨戒機のものを3翅に改造して流用しています。
    数値と日付は記憶していませんが、Rare Bear の前のレコードホルダーが P-51 改造(グリフォン二重反転搭載)の Red Baron、その前が F8F 改造の ConquestI、その前が Me209 だったと思います。
    ささき

  2. 追加情報
    1939 年 6 月 06 日 634.73Km/h 機体 He100V2、操縦者 Elnst Udet
    1939 年 4 月 26 日 755.138Km/h 機体 Me209V1、操縦者 Fritz Wendel
    1969 年 8 月 16 日 483.04mph(777.36Km/h) 機体 ConquestI、操縦者 Darryl Greenmayer
    1979 年 8 月 14 日 499.05mph(803.14Km/h) 機体 Red Baron、操縦者 Steve Hinton
    1989 年 8 月 21 日 528.33mph(850.24Km/h) 機体 Rare Bare、操縦者 Lyle Shelton
    ささき

  3. ゴメン、He100V2 の記録は 1938 年 6 月 6 日です。
    ささき

  4. 更に追加…
    1933 年 10 月 23 日 709.2Km/h 機体 MC.72、操縦者 Francesco Agello
    1933 年 ? 月 ? 日 476.35Km/h 機体 GeeBee R-1、操縦者 Jimmy Doolittle

    ささき

  5. 回答ありがとうございます!!レシプロなのにジェットなみですね。

    斎藤はじめ

  6. さて高度記録だ。
    (到達高度)
     17,083.00m:カプロニ161(イタリア)1938.10.2
    (水平飛行高度)
     9,692.60m:エアロスター601P(アメリカ)1983.10.1
    Schump

  7. >4

    ジミー・ドリトルさん、、、って東京に初空襲されたアノお方ですか?
    Navy

  8. >7 ささきさんが詳しいと思いますが、私が。まさしくその通りです。大馬力過ぎるエンジンをつけたばかりに安定性が悪く「殺人機」と呼ばれたジービー機を操縦するテストパイロットだったわけで。空母からB24を発進させたのも彼の技量と指導があったからか・・
    アリエフ

  9. B25ですね。
    SADA(風邪引き)

  10. P47Jの時速813km/h、スパイトフルの時速780km/h
    九七戦の12、250mは何処に?なんて思うのは自分だけでしょうか。

    林檎

  11. >10 公式記録と非公式記録の違いです。速度の公式記録は低空の直線コースを往復(風の影響を補正するため)飛行した経過時間を地上から測定して割り出した対地速度なので、単に「対気速度計が示した値を補正した値」とは違うのです。
    ささき

  12. >7 そうです、あのドゥーリトル氏です。彼はジービーによる速度記録のほかトンプソン杯やシュナイダー杯の優勝実績も持っています。これだけの経歴を持つ人が前代未聞の母艦からの日本本土空襲を自ら率い、母艦からの発進では自ら先頭を切った(一番滑走距離が短く不利)のです。坂井三郎さんは生前、ドゥーリトル氏のことを「飛行機乗りとして、軍人として、人間として三重に尊敬できる人」と絶賛されていたそうです。
    ささき

  13. >10
     いえいえFAQですのでご心配なく。
     公式記録として残るためにはFAI(国際航空連盟)のSC(スポーティング・コード)に従った方式で飛行して、その報告書をもって申請したものをFAIが認定する必要があります。
     絶対速度記録のSCについては佐々木さんのおっしゃるとおりですし、高度についても、到達高度は「自力離陸・海抜(X−1みたいなのは「獲得高度」といって母機切離し高度を差し引く)」、水平飛行高度には「自力離陸・高低差50m以内で15kmまたは90秒等速または増速飛行・加速ロケット等使用禁止」というようなSCがあります。
     SCについては本家本元の

    http://www.fai.org/documents/#sc

    を参照してください。
    Schump


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