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連打すみません。 戦争(2次)中、ドイツの燃料、特に航空燃料を“牛耳っていた”のは、 どこの組織でしょうか? そしてドイツの原油供給源は主にどこだったのでしょう? ドイツ全軍を満足させる供給源…というと、どうもかの国の占領地には考えにくいのですが。ルーマニアはそんなにすごかったのでしょうか? 情報3等兵 |
エネルギーの構成自体は1930年代の後半でも石炭が90パーセントを占め、石油はわずか5パーセントでしたが四カ年計画による軍備拡張に伴って合成石油を6倍に増産する計画がたてられ、第2次大戦開戦の時点で14のプラントが稼動、6つが建設中でした。
1940年の時点で日産7万2千バレル、全供給量の46パーセント、航空ガソリンの95パーセントが合成石油でした。ちなみに同じ時期の輸入が、ルーマニア・プロイエスティ油田からは輸入量の58パーセント、ソ連からが同30パーセントだったといいます。
バルバロッサ、ブラウ作戦が失敗して(ちなみにソ連の占領地域から毟り取った石油は1943年までに33万1千トン、250万バレル位?)総力戦の様相が深まった1943年の時点での日産が12万4千バレル、全供給量の57パーセント、航空ガソリンの92パーセントとなり、1944年第一四半期に絶頂に達しました。しかしその後戦略爆撃の目標となり、生産は激減、末期には燃料日照りとなったのはご存知のとおり。
バトゥ
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