1736 |
オートジャイロの原理がさっぱりわかりません。推進用ペラで前進し、ローターに風を受けて回転させて揚力を得る、という概念は知っているのですが、 ・機体の左右でローターの迎角はどうなっている? ・機体の左右でローターと大気との相対速度は? ・機体の左右で揚力に著しい不均衡が出ないのか?どうバランスしてるのか? がわかりません。ご教授お願いします。 epitaph |
epitaph
http://huizen.dds.nl/~w-p/bookaut/index.htm
わかったのは
・ブレードのピッチ角は回転面に対し正
・ローターの回転軸そのものが少し後ろに傾斜している
ようです。自分なりに考えたのですが、
・静止状態から滑走するとブレードは気流を受け、機体の左右どちらにあってもそれぞれ正方向に回転する力が働く。
・やがて機体の前進速度よりもブレードの対気速度の方が(機体の左右どちらにあっても)大きくなる。
・さらに滑走するとローターの回転速度が上がり、やがて飛翔する。このときブレードの対気速度が十分に大きいので、機体の左右での揚力不均衡はヘリと同様に補正できる。
ではないかと思います。御意見下さい。
epitaph
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推進用プロペラ:機体に水平速度(気流)を与える。
主ローター :斜め後方に傾いており,水平気流を受ける。
気流の(回転面への)垂直成分がローターを吹き上げて回転させ,
オートローテーションと同じ原理で揚力を生じる。
だと思います。したがって
1.「ブレードの回転面に対する迎え角」は負のはずです(タービンとして回転するため)。
2.「ブレードの気流に対する相対速度」は,
「回転面に対する垂直成分」が左右共に吹き上げ。
「ブレードに当たる流速」は常に正(後進側ブレードの後進速度>機体の前進速度)。
「ブレードの気流に対する迎え角」はやはり左右とも0〜若干+程度でしょう(揚力発生のため)。
3.「左右のブレード揚力差」は,したがってヘリコプターと同様の方法(ヒンジによる上下の羽ばたきによる迎え角変化)で消しているのではないでしょうか。
最後に,ローターを後傾させているのでその揚力の水平成分は後ろ向きで,機体の抵抗(一種の誘導抵抗?)となり,推進用プロペラの推力がこれ(と機体の有害抵抗の合力)を打ち消している訳ですね。
isi
実はオートローテーションとオートジャイロは同じ理屈であるという話は聞いていたのですが、今ひとつ自信がなかったので1735と1736に分けて質問しました。やはり本質的に同じようですので、こちらにまとめて書き込みたいと思います。
改めて考えればおっしゃる通り、「ブレードの回転面に対する迎え角」は負のように思います。前述のリンク先の情報は図がわかりにくいので勘違いしました。他の点に関しても、isiさんのご指摘通りだと思います。ただ、私も素人の憶測ですので、いまだ何か勘違いしてるかもしれません。
うーん、オートジャイロって簡単だと思ってたのに、奥が深い・・・
epitaph