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零戦52型丙の胴体機銃は13ミリ一門となりましたが、胴体の機銃発射口およびガス排出口は塞いであるのにカウリングは発射口を残し、おまけに白線も記入されあたかも機銃を残した様に見せてます。これは何か目的があったのでしょうか hana |
これは、胴体側は塞がないと支障が出るのに対し、カウリングはそのままでもなんら問題なく、生産現場や配備後の都合を考えると、むしろそのまま互換性を持たせた方が良かったからだと思います。
つまり、胴体側をそのままにするとコックピットに猛烈な空気が吹き込み、操縦者への障害や、キャノピが吹っ飛ぶ可能性等を考慮し、塞いだんだと思います。
一方カウリングはそのような不具合は起きません。また、カウリングの構造が、銃口ありきになっているので、廃止するためにはかなりの設計変更が必要ですし、その改造の実施は、機体側と同時またはそれ以降にせねばならず、そういった労力を費やすだけの意味がなかったのだと思います。
生産設備を変更してしまうと、旧型機(左銃あり)への補充パーツが供給できなくなる不都合も生じます。
白線の記入は、機体側の改造実施の随分後、実施期合わせの心配が不要で、旧型への部品供給の可能性がかなり減ったころに止めていたように思えます。
FJ1
>むしろそのまま互換性を持たせた方が良かったからだと思います。
13ミリをつんだ52型丙の右側切かけは、大は小を兼ねるといったことでしょうか?。
hana
FJ1
hana