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4式戦「疾風」を海軍機として採用するーというような動きはなかったのでしょうか? Ms-09R
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- あります。昭和二十年度の陸海軍共用機種の中にノーマルの疾風と金星搭載型疾風が記載されています。
BUN
- 目からうろこ、です。実際に共用が行われたという記録、証言は
あるのでしょうか?BUNさんが参考にされた資料はどういったものでしょうか、
大変興味があるのでよければ教えて下さい。
J2
- 昔、「真実一路」というサイトで、「性能標準だけから見た海軍戦闘機」と「昭和二十年度の戦闘機生産計画」という記事を読みました。URLはわかりませんが検索エンジン等で探してください。あまり読み込んでないのに内容を覚えているのは自分で書いたからかもしれません。
BUN
- 四式戦に関しては上記サイトの記事中にはあまり書かれていませんが、実際に海軍部隊で使用された四式戦はありません。仮に終戦が遅れれば本土決戦時の神風特攻隊の幾つかが疾風を装備する可能性がありました。この頃に陸海軍機種統合は構想当初とは大きく変わり、特攻機の共用を目指すことを主体に進められています。ただ逆に戦争中期に陸軍航空隊の内の一つの戦隊があと少しで零戦装備になりそうな局面はありました。
あと、瑣末なことですけれど「証言」という言葉を安易に使うのはよろしくない、と思います。回想を書く当事者の方は宣誓して発言している訳でもありませんし、何かを言う自由も言わない自由もあるからです。あくまでもものの例えとして「証言」という言葉は使うべきものでしょう。
BUN
- ↑と、最近、つくづく思うことがありまして・・どうか御気になさらずに。
BUN
- 隼の代わりに零戦を採用しようとしたが話がつぶれたこともあったので、(飛燕のエンジンに彗星のエンジンを積もうとして結局無理だったが、これはどっちも信頼性不安のためか)陸海軍の確執だけでなく、もっと運用上、共用しずらい問題があったようです。
具体的にはよくわかりませんが、隼と零戦は同じエンジンであっても、細部が違ってそのままでは流用できないらしく、スロットルレバー操作も逆方向らしいです。
benben
- ↑陸軍機のスロットルについては99式〜100式あたりを前後に方向が変わっている(海軍と同じ「押してアップ」になった)ようですよ。
ささき
- 陸軍の飛行戦隊が零戦を装備する話は、陸軍航空兵力のラバウル方面進出の条件として海軍から零戦の供給を受けるという形であって、それが実現しなかった理由は零戦の生産に余裕が無かった為です。飛燕が熱田を搭載しなかった理由としては、既に彗星が本格的な大量生産の為に熱田を捨てて金星を採用していた事等、軍需省側の方針にも大きな理由があると思われます。両者とも実用上の問題が全てではありません。
また、陸軍航空隊はその後、天山装備の雷撃隊を企画しますが、これも艦攻の機数に余裕が無く、重爆を雷撃装備に改造する段階までしか実現していません。
更に、海軍でも偵察機として九七司偵を九八陸偵として実際に採用しており、百式司偵も部隊に配備して実際に運用しています。更に月光を継ぐ次期夜間戦闘機として百式司偵四型ベースの防空戦闘機を採用する計画も本格的に検討されています。
BUN
- ↑↑↑キ-43のスロットルレバーは、「押して開」です。試作1〜3号機のみは従来通り「引いて開」でしたが、後に改造されて押し式に統一されています。
片
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