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試作機を意味する、例えばYF−22の‘Y’は、何の略なのですか? ツカドン
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- 単にXに準じて、Xの隣り(次ぎ)の文字だからだろうと思っていますが。
もっと有力な説をどなたかご存じですか?
便利少尉
- おっと、肝心なことを書き落とした。
正確にはYは試作機の記号ではなくて、実用試験機を意味しています。それでXが試作機。
昔はまずX付き(例えばXF-102)の後にY付き(YF-102)を造っていたりしました。
だから単純にXの次ではないかと。
便利少尉
- 試作機がXなのは Experimental の略だという説に一票。
ささき
- Experimentalは後付けで、実は数学の未知数xからきたようだ、という説を読んだ事あり。
Schump
- 僕も前々から未知数を意味するXだと思ってました。
カダフィ
- 僕は”Experimental”由来説に一票だな。 ”Experimental”とは後付けの呼称などではなく、米国の連邦航空法で規定された、試作機を示す正式な用語なのです。 一方、数学ではデカルトの昔からX、Y、Zを同じように使いますから一般的なイメージはともかく、”X”の必然性が希薄に思われます。
みなと
- ↑上記は”Experimental”の訳語として”試作機”をあてましたが、1. 2. のご回答と紛らわしいかもしれません。ここでは”試作機”=”実験機”、すなわち耐空証明を受けておらず、試験飛行として運用が合法化される機体を総称しました。
みなと
- 米陸軍が試作機に「X」の呼称を与えるようになったのは何時頃なのでしょうかね。1924 年に呼称変更が行われ XP-1 が誕生していますが、それ以前には XPW-8 と呼ばれていたそうで、1924 年以前にも「試作機=X」の法則はあったようです。1920 年代といえばX線が発見されて話題になってた頃じゃないのかなぁ…(どんどん本題と離れてきました^^;)
ささき
- >8. これは結局、Designation Systemの変遷の問題なのでしょうが、現在のいわゆる”X-plane” の由来は”Experimental Supersonic”を意味するdesignation、”XS”であることがNASAの資料にも明記されているのですが、1920年代に遡ると、ささきさんの仰る通り米陸軍はすでにXに”experimental”をあて、一方米海軍はXをCox-Klemin Aircraftというメーカーにあてています。(ちなみにBell X-1として知られる機体の当初のDesignation、XS-1は1920年代に遡ると単座複葉の水上偵察機になります、どんどん話しがずれてしまった...)
みなと
- 「状況接頭記号」というのかな? 「Z」もありますよね。Xが1924年から使われ始めたのに対して、YとZは1928年からの指定。Yが“Service Test”なのに対して、Zは当初“Obsolate”(用廃機)、62年から“Project”(計画機、但し未使用)。はじめは「X」単独で、途中から「XYZ」を一組にした発想がされたのだと。
片
- '62年の形式統合以降は、Yは試作機(Prototype)を表すことになって、もっぱらYA-9/10、YF-16/17、YF-22/23のような競争試作機に用いられています。
(N)
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