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航空戦艦に改装された伊勢型には彗星が搭載される筈だったと思います。 しかし火薬式の射出機で彗星、零戦等を射出するのは簡単なのでしょうか? 閑人 |
BUN
であり、一般的な一一型や一二型とは異なる、といわれています。少なくとも”簡
単”には無理だったのでしょう。
零戦は空母加賀にて実験して失敗した、と(海兵57期)真木氏が回想しており”
そのままでは難しいのでは”、と思っています。
川崎学
BUN
片
14年に横須賀のカタパルトから九六戦の射出6回成功、機体に異状無し。
15年に横須賀のカタパルトから零戦の射出に成功、加賀のカタパルトで射出実験を計画したが、ダミー射出に失敗、実機射出実験は行われず。
これを読む限り、問題があったのは、零戦ではなく、加賀のカタパルトの方なのでしょう。
片
零戦の射出実験について懐疑的に見ているのは次の点です。
真木氏の証言によると、射出実験は成功、としているがいったいどのような実験をやったのが記述がない。
また、”ダミー”の正体がわかりません。実験前に確認をするのであれば”実機”に人間分のバラストを積んでダミーとするのが適当ではないだろうか。
実験をおこなうはずだった小福田氏のこの件に関する回想を私が見たことがない(あるのなら是非みたい)。
学研の伊勢型(題名忘れました)によると公試中?の飛行甲板に乗っているのは九六艦戦では、とのこと。零戦が可能であれば零戦で実験するのではないか?(九六艦戦は射出可能な実績有りということでえらんだのではないか?)
ということから、零戦はそのままではカタパルトで射出出来なかったのでは?と考えているのです。(加賀のカタパルトの問題は気がつきませんでした)
また、伊勢、日向に搭載予定であった634空は19年6月の時点で彗星より九九艦爆の方が稼働機が多いにも関わらず(彗星5機、九九艦爆10機)、九九艦爆の射出が行われたという話がありません。旧式機とはいえ同じ艦爆です。射出出来るのであれば使用しないのは変。そのままでは射出ができなかったのでは?
と考えております。
川崎学
また、ダミー機は恐らくエンジン無しの還納機を当てたものと思われます。
BUN
具体的な内容は書いてないですが。
大塚好古
さて九九艦爆の件ですが、そのまま使えるのであれば使うだろうと考えるのは、稼働機の数が錬成に大きく関わってくる、と考えるからです。
(しかし改造が必要であるのなら、わざわざ改造してまで使うべきとは思いません。)
話を少しかえますが、なぜ「彗星」なのか?という点ですが私が思うにすべて海軍内でなんとかできるせいかな?と思っています。
設計は「空技廠」
生産は「第11航空廠」
無理がきくのではないかと。(根拠はないですよ)
川崎学
BUN
は別問題ではないか、と思っています。
それは機体が射出可能であるから射出計画が出来るのか、射出したいから射出計画が
出来るのか2つの考え方があると思います。私は後者でないか、と思っているのです。
また、この問題は”やってみないとどんな不都合があるかわからない”点もあるかと
思います。もちろん、やってみたらうまく行くこともあり得る、つまり出来る可能性
も否定は出来ない、とも思っています。
川崎学