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とどのつまり、私って性能よかったんでしょうか? 日本爆撃機よりエンジンは1個多いし、馬力ありそうです。 地中海ではどのような戦果を実際のところ上げたのでしょうか。 昔のウォー・ゲームのボックスアートには、アーク・ロイヤルを 雷撃する勇姿が描かれていて、それだけで1個売上に貢献した くらいです。アメリカンとジョンブルの重爆にはさすがに、ですが 日本機よりはマシだと思います。私の客観的評価を教えてください! SM.79 |
構造は木金混成、とくに主翼と尾翼は全部木製。
被弾にはかなりタフな機体だったようですが、乗員のための装甲はありません。
エンジンが三発なのは、主としてエンジン出力が低いせいです。(低空での機動性能確保という面もありますが)
1941年までの主力タイプSM79Iは、アルファロメオの750馬力のエンジンをつけています。
SM79IIはピアッジォ1000馬力ですが、数が少ないです。
SM79IIIまたはbisと呼ばれる最終型はアルファロメオのエンジンに水エタノール噴射をして緊急出力(20分間)900馬力を出せるようになってます。
最大速度はIで430km/h、bisで475km/hといわれますが、イタリア機のことですので実用速力はもっと遅かったものと思われます。
爆弾倉は機内ですが、胴体内右側に寄せた爆弾縦置き式で、最大1250kgまで、つまり250kg爆弾5発までの収容能力があります。100kgなら8発、50kgなら20発(だったかな?)積めます。500kg爆弾は収容できません。
Iでは1本、II以降のタイプでは2本の魚雷を胴体下に懸吊できますが、性能低下が著しいのと、航空魚雷の供給が十分でなかったせいで、1本だけで出撃するのが普通だったようです。
防御武装は胴体内中央に置いて両側面の窓から撃てるようにしてある7.7mm機銃1挺(及び予備1挺)と、操縦席上部の固定機銃と、ハンプバック、及びゴンドラ後部の旋回12.7mm機銃3挺で、大編隊を組めない場合はかなり不安といえそうです。
まなかじ
SM.79は、もともと1934年のマックロバートソン杯に向けて開発された長距離エアレーサー(結局間に合わず)を旅客・郵便輸送機、さらに軍用に転用したものです。この経緯からして、「長距離洋上飛行中の1発停止時の安全性」が主眼であったと思われます。
Schump
三発機は爆撃照準席をとりにくいので、爆撃機向きではないのでは。照準席はできるだけ前方に欲しいですよね。とすると、『爆撃機』としての性能は同国フィアットBR20より劣っているんではないでしょうか。
曲がりなりにもBR20は英本土空襲にも参加している訳ですし。(航続距離の問題もあるでしょうが)
米英の重爆とは比較するだけ無駄でしょうね。
蛇足ですが、まなかじさん記述の操縦席前方固定機銃、一体何に使うつもりだったんでしょうか。自分としては、これが最大の謎です。
カラビニエリ
ささき
ゆ、勇壮ですねえ・・・。
カラビニエリ
anhbeo
ささき