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Suシリーズの格好よさに惹かれているので 最近の質問でいろいろ勉強させてもらっています ところでフックやコブラと言った機動は実戦において役に立つのでしょうか? 曲芸用ということはないでしょうし・・・
ブーリン
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- 以前、あるHPで元空自のパイロットの方が格闘戦についてこう語っておられました。
「運動エネルギーを失ったものの負け」
元々かなり低速で行なわなければいけない上に、さらに減速してしまうコブラなどの機動を使用して、もし一機目の攻撃をかわせたとしても、
速度が落ちた状態(運動エネルギーを失った状態)では次にやってくる相手のウイングマンをかわすことができません。
はっきり言って実戦では使えない(使いたくない)機動だと思います。
ただ、そんなトンでもない動きができる、ということは操縦の上での余裕につながるという点もあるでしょう。
まぐまぐマグロ
- ドッグファイトなら使えそうですが、ミサイル接近状態でコブラを使って回避したとしてもコブラを行ったため速度が落ち、追いついたミサイルが機体の直前で爆発して破片をモロに喰らう恐れがあるかもしれません。しかしチャフかフレアーを使って水平コブラなどで回避すれば回避できるかもしれません。湾岸戦争の航空戦でもF/A-18がコブラでミサイルを回避したという話があったらSuはまだ売れてるでしょう。因みにクルビットやフックなどをこなすSu-37のテストパイロットはビクトル・プガチョフではなくスポーツ航空クラブ出身のイフゲニー・フローロフです。
4A-G
- また坂井氏の話題になって恐縮ですが、必殺技とされる「ひねりこみ」について「実戦であれを使ったことは一度もない。あんなのを出さなきゃいけないような事態に追いこまれた時点でもう半分負けている。空戦は先手必勝、相手を先に見つけて忍び寄り後ろからスパッと斬るのが極意」という意味のことを言っておられました。ジェット機の空戦でも大原則は変わっていないと思います。
ささき
- 大きな迎え角に入っても失速しにくいとか、エンジンへの流入空気量が急激に変化してもエンジンが止まったりしないっていうのは実戦でも役に立ちそうです。
たけぽん?
- あれは「失速からの良好な回復」を披露しているだけだと思います。
究極の急ブレーキ、実戦で使うかどうかはなんとも・・・
失速特性を調べているうちに見つけたんですかねぇ。
なんにせよ航空ショーでは最強、日本に来ないかなぁ。
野良
- 至近距離での挌闘戦になったとき、フックをかけて旋回パスの対極を回る相手をロックオンしミサイルを撃つとか、機銃の偏差射撃をかけるという応用もあるようです。しかし旋回戦闘中にああいった機動を取ることは著しいエネルギーロスを招きますから、これを使わない限り相手に背後を取られる!という絶体絶命の状態で繰り出す最後の技(Last Ditching)ではないかとも思います。
ささき
- そのまえに後ろ向きに発射するミサイルはどうなったんでしょうね?
4A-G
- ミサイルの話題に突入してしまいそうですが書きたいことがあります。このことは他にも書きましたがコブラをやるとAWACSのレーダーに問題を起こせます。
カダフィ
- ↑それってどのような問題ですか?レーダーが感知しにくくなるということ?
アリエフ
- 本を読み返しましたが詳しくわかりませんでした。が、「ドップラー・レーダーの弱点を突き」と、書いてありました。
カダフィ
- 地面との相対速度をゼロまでもってけば、地面からのクラッターに混じってしまうから、だそうです
でもそのあとどうするんでしょう?
(ヨーグモス)
- それならばホバリングしているヘリやVTOL機も同様なんじゃない?
アリエフ
- それだったら大丈夫なんじゃないですか。AWACSはジェットエンジン・モジュレーションという技術が備わっていてエンジンファンのブレードにレーダーを当てるというものです。これで、機種特定もできます。
カダフィ
- でも、よく考えたらそれは飛行しているときかも・・・。それに、ロシア空軍はコブラをやった後垂直に急降下をする戦術を持っていてそれなら速度も回復できて、エンジンもレーダーに映らないはず。
カダフィ
- ↑コブラやっているときだけAWACSに目くらましかけることができたとしても、その後、すぐばれちゃうんじゃないかな?編隊でコブラやって順番を崩してしまえば、コブラやる前に隊長機が特定されていても、やった後はAWACSにとってどれが隊長機かすぐにはわからなくなるという効果ならあるかも?
アリエフ
- ドップラーレーダーのロックオンを振り切るとか旋回パスの内側に回りこむとかの効果はあるかも知れないけど、しょせん相撲の「猫だまし」とか将棋の「飛車振り」みたいに一度っきりのケレンな戦術だと思うなぁ…。
ささき
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