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1617 気になってしょうがないことなんですが・・・、「風の谷のナウシカ」で出てくるコルベットという機種は、尾翼も主翼で、トンボのような2枚主翼です。尾翼が大きいので、浮力も増えて良さそうですが、そもそもこういう形の飛行機って本当には飛行(実現)可能なんでしょうか?
参考用URL
http://www.platon.co.jp/~vought/kakuki/kaktobi/sozan.htm
benben

  1. 前後にほぼ同面積の翼を持つ飛行機は「串型」として知られており、実現して飛行させることは可能です。しかし現実にはあまりメリットがないらしく(後翼が前翼の乱流に入ってしまい効率が悪くなる、重心位置が胴体中央付近に来るため胴体強度を高めねばならず構造が重くなる、など)、実用機でこの形態を採用したものはほとんどありません。私の知る限りではフランスの試作機、アルスナール・デュラン10くらいものです。
    ささき

  2. カプロニCa60という機体は、ほぼ同型の三葉の翼が前後に串型に3セット並ぶという、なかなか壮観な巨人機です。しかし、某宮○監督に、「このデザインいいじゃないですか」と進言したところ、飛ばなかったのは飛行機じゃねえ、と却下されてしまいました。ヘソ曲がりなんだから、もう。


  3. 堅実な事で知られるマイルズのイロモノ実験機M.35とM.39Bとか。
    この2機種、特にM.39Bの方は大分前翼が短いけれども、
    両方とも串形翼の機体です。
    実験機で終わったのだから結果は推して知るべし、ですけど。
    tow

  4. 現代の串型機の美しい例はやはり、X-Prizeランチャーの最右翼、プロテウスでしょう。
    http://www.dfrc.nasa.gov/gallery/photo/Proteus/Small/EC99-45110-7.jpg
    みなと

  5. >2. 記録によれば Ca.60 は 1921 年 3 月 4 日にマギーレ湖で初飛行し、水面を離れ 20m ほど浮揚したところで突然機首を下げ水面に突っ込んで墜落したとなっています。
    ささき

  6. 宮崎さんは、意図して飛ばないようなデザインにした旨発言してますね。
    (スケビか何かで)アニメだから飛べると。
    だから飛べないのではないでしょうか。
    あと、アルスナル・デュランとありますが、ドゥランヌが正しいと思います
    リンゴ

  7. コルベットは、両主翼の高さがほぼ同じである上に位置が非常に接近しており、なおかつ主翼が相当厚いため、後翼は前翼の発生した乱流に思いっ切りさらされてロクに揚力を発生しておらず、揚力中心が著しく前方に位置するため飛行不可能だと判断していましたが、どうなんでしょうか?
    なお、山賊改さんの「蒼山」は、その辺りを考慮して、両主翼の高さを変え、十分に距離も取ってありますし、主翼も薄いですからはるかに良好なのではないでしょうか。また、後翼を下げてありますから、大迎え角時にもクリーンな空気があたると思われます。ただ、前翼の吹き下ろしと、翼がかなり重心から離れてることによる各翼の揚力変化時の姿勢の乱れの大きさが気になるところではありますね(^o^)
    胃袋3分の1

  8. 敢えて言うならSu-37だっけ?>フランカーのカナード付き
    アレは前翼を亜音速〜超音速の
    空力中心が前後するのを抑制する効果があるんだとか・・・
    って航空雑誌で立ち読みしたときに紹介されていました

    普通は強度とかで難しいし
    主翼が2枚あるようなものだから空気抵抗とかも大きいし
    あえて選択する利点は大きくないでしょう
    見かけは格好良いんですけどね(^^;;

    SUDO

  9. 最近の実験機でジョイントウィングなるものがありましたね。前翼後翼共に幅の細めの翼で前翼に後退角、後翼に前進角がついて二枚の翼の先でくっついているカタチなのですが。前後の翼は高さを変えてあるので、後翼が前翼の気流の影響を受ける事もなさそうです。長距離輸送機の研究にこの翼を利用するそうです。
    ガンヘッド


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