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大戦中、米国航空隊が艦船攻撃に多用した「反跳爆撃」に使われる爆弾は反跳攻撃専用の爆弾なんでしょうか?(専用弾でないと信管等が着水時の衝撃で壊れてしまうような気がするのですが・・・) ゲルググ |
BUN
米軍においても略同様と思われますので、ご参考までに抜粋します。
「...先ず250kgと800kgのものを作ったが、やはり問題の点は弾尾であり、
海面にて反跳する時にその衝撃で変形しない丈夫な構造とし、弾体は98式250kg
陸用爆弾及び800kg陸用爆弾を使用した。また発火装置を改造して、水面の衝撃で
は作動しないで目標に命中して初めて作動するようにした。(中略)
尚800kg爆弾は航空母艦を攻撃する為に準備されたものである。」
*信管名称:四式反跳爆弾信管改一/八号爆弾用・遅動秒時=5秒
(投下実験には”銀河”が使用されており、その際投下時期がやや早かったため、
反跳してきた爆弾が機体と衝突、胴体を切断し墜落。搭乗員は殉職。
爆弾自体は完成・量産に移され、実戦にて使用。)」
原典:原書房社刊「航空技術の全貌(下)」より
カッコ内は要約しました。
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