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ある航空機開発の本を読んでいたら、このような記述がありました。 …当局は点火装置を独立させることを要求した。 時代は1936・7年くらいで、イタリアはフィアットG50戦闘機の事です。 字面だけよむと、まるで今の自動車みたいにバッテリーとセルモーターでもつけろ、 と言っているようですが、こんな重量物、開発者はいやだったろうと思います。 映画“零戦燃ゆ”では、21型をクランクで起動していました。またこれも映画ですが、 “飛べ! フェニックス”では操縦席になんか乾電池みたいな使い捨て起爆剤みたいなものを セットする場所があって、残り少ない“乾電池”を使ってエンジンを起動するところが 山場になっています(乾電池をセットしてスイッチを押すと、バーンと音がしてプロペラが 回り、排気管から黒煙がでるのです。1回目でダメ、主人公は“乾電池”を矢継ぎ早に 装填してエンジンを起動させることに成功するのです)。起動車なんてものも、きいたことが あります。 2次大戦直前、そして当時の単発戦闘機のエンジン起動方式にはとばのようなやりかたが ポピュラーだったのでしょう。また、起動車や“乾電池”のなぞも、よければ教えてください。 情報三等兵 |
これは、火薬の爆発でエンジンに回転を与えて起動する物です
零戦などは、慣性起動装置(イナーシャル・スタータ)というものが用いられていました
これは、エンジンの横から指しこんだクランク棒で、ハズミ車(フライホィール)を回し、これが適当な速度で回転し始めたとき、エンジンにクラッチを介して繋ぎ、起動するというものです(このクラッチを繋ぐ時の掛け声が「コンタクト!」ですが実際に聞くと「コン、タークッ!」と聞こえます)
起動車は、自動車のエンジンの回転を利用する物で、トラックの上にエンジンの回転を取り出すシャフトが付いていて、これをプロペラスピナーの先端の引っ掛ける部分に繋ぎ、エンジンを回転させるものです
以上簡単ですが
8bd
ところで、便乗質問ですが「飛べフェニックス」も元の(墜落前と言う意味)は、フェアチャイルドの何でしたっけ?
BSA
情報三等兵
NX
NX
MISTY