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消失してしまったので、引き続きなのですが、「マックバスター」なるレース機について教えてください。 音速突破したプロペラ機って存在しますか? ガンヘッド |
ガンヘッド
(記憶モード失礼)たしかにありました。アメリカで作ってた延長軸で垂直尾翼頂上のコントラペラを回すカナード機。たしか設計図段階でスポンサーが引いちゃってポシャったはず。レースには出さずに純粋な記録飛行用で、プロペラ位置が高いから水上機化するときにフロート支柱がいらないとかいう触れ込みだったぞ。
…マックバスター、おうちに資料があったような気が…
Schump
史上もっとも野心的なプロペラ機は 1955 年に初飛行した F-84F 改造のターボプロップ機・リパブリック XF-84H だと思います。軸馬力 5850hp のアリソン XT-40 タービンエンジンが超音速翼型を持つ極薄ブレード三翅プロペラを回転させるという凄い奴ですが、原形の F-84F 自体が後退翼ながら亜音速機(マッハ 0.91)であり、エンジン・ギヤボックス・プロペラに不具合が続出し全力飛行に至らず没ったようです。
http://www.wpafb.af.mil/museum/research/fighter/f84sp-4.jpg
プロペラ回転に伴う猛烈な衝撃波は近くに居る者の鼓膜を軒並み損傷させるという近所迷惑はヒコーキで、試験飛行時には基地から遠く離れた滑走路までエンジンオフで引っ張って行ったそうです。その騒々しさから Thunderscreech の渾名が贈られたとか。予定最高速度は 1080Km/h だったそうですが達成できなかったことは確かです(一説によると 836km/h どまりだったらしい)。
ささき
平面形と垂直尾翼の形がF-5に似た高翼のプッシャー式単発機で、NASAが開発した「ハイテク・プロップファン」(ブレードがF-5の主翼をねじったようなかたちをしてるのがラヴリー。直径1mないかも)を尾端につけています。引き起こし時のファン防護バンパーを兼ねるベントラルフィンがあるため、前輪式の脚はひょろ長くなっており、前脚は2節、後脚は3節の折りたたみ式になってます。
で、スペックはというと、
・全長 10.36m
・全幅 4.27m
・全高 2.74m
・主翼面積 5.81sq.m
・重量(自重?) 1140kg
・エンジン レーシングカー用V8、メタノール燃料 2100hp
で、これ以降のリノおよびオシコシ・フライイン(米国最大の自作機大会)の記録を見る限り、まだ飛んでないようです。
>超音速プロペラ機
FAIの記録を見る限り、ターボプロップ機を含めて存在しません。
アオシマのTa152Hの箱に「パワーダイヴで1300km/h出した」との記述がありますが、高度が不明なうえに他に言及した資料がないので未確認。
Schump
B-52と同時期でに開発してあえてターボプロップ+プロペラというのは
どういう苦労があったんでしょうか?
Navy
なにせTu-95への要求は米本土への核攻撃ですから、往復するだけの航続力が
無いといけません。
しかし、最高速度925kmのターボプロップ機は素敵だのう…。巡航でも700km
超えてるし(汗)
大塚好古