1512 |
1506関連ですが、可変ピッチプロペラのピッチ角の制御は大戦中どうなってたん でしょうか?また現在はどうなってるんでしょうか? taka |
大戦中の機種は大体、遠心ガバナーを使い制御されています
機構的には、そのガバナーを介したカム機構によって機械的に無段階制御されています。
ただ、初期の機体なんかはピッチ固定、または手動2段切り替え(リンクを介し変更)の機体も多かったようです。
3号電探
ということは自動制御されてたわけですね。「遠心ガバナー」というのは
具体的に何の値(飛行機の速度とかエンジン出力とか)を元に制御を行って
たんでしょうか?
taka
プロペラの空力効率よりは、むしろエンジンを最大効率で回す仕組みです。
Schump
大戦機のコクピット解説図を見ると、スロットルレバーと同軸のプロペラピッチ制御レバーを良く見かける気がしますが?
以上、記憶モードでした。
papagei
誤解が生まれたようなので補足します。
出力軸にある遠心ガバナーによって検出された回転数を
1)ガバナーからカムへ
2)カムロッドから油圧シリンダー、もしくは電気接点
3)そこからまたプロペラ付近のカムに伝達
4)カムの動きによりプロペラピッチ変更
なお、この構造は一般的な定速ピッチプロペラの構造です
この他にも可変ピッチプロペラには
1)調整ピッチプロペラ:地上でのみピッチ変更可能
2)可変ピッチプロペラ:飛行中にレバー等でピッチ変更ができる
3)定速ピッチプロペラ:上記説明のペラ
4)フェザリングピッチペラ:ピッチ角を0もしくは負の方向にできる物
以上
3号電探