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キ61の増槽の塗色なんですが、本当に黄橙色なのでしょうか。 世界の傑作機の野原茂さんの解説では「なぜか黄橙色が標準だったようだ」とされ、進駐米軍兵士の言葉も援用されています。写真を見ると確かに低い明度に塗られてはいますが、それにしても黄橙色とは目立つ色で、いまも半信半疑です。 諸賢の皆様、お導き下さい。 カルメラ兄 |
BUN
の航空廠に勤めており、三式戦等の整備などをしておりましたが、外部に懸架する
燃料タンクは当初は黄橙色で、これは落下して地上に落ちても回収しやすいように
塗っていたと証言しています。実際に回収にいかされてそうですが、それでもその
色がなくなってくると、次第に下面色、さらには濃緑色と変わっていったそうです。
国江
そうすると、三式戦以前の一式戦や二式戦の増槽は何色だったのか、と悩みは深くなりますね。
BUN
黄橙色の増槽も実在していたのですね。その理由も回収の便を考えてのこと、となるとこれは組織的に実施されていたものか、通達のようなものがあったのか、外戦部隊ではどうだったのか、などなど、増槽の塗色ひとつとっても陸軍戦闘機の運用コンセプトに密接に(本当はそんな大層なモノではないのかも知れませんが)関わるものなんだなあ、との思いを強くします。
いずれにしても、先人の知恵、あなどれません。
カルメラ兄
規定してみたのはいいけれど、そのころ内地では増槽を投下する事態はなく、外地では回収は殆ど不可能なので、あっという間に廃れてしまったのではないでしょうか。本土空襲が激しくなる頃まで運用されていたのなら、もっと記録があってもよいはずです。
FJ1
説得力あります!既知のことが全て整合します。
私もご見解を支持したいと思います。
カルメラ兄
カルメラ兄