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1444  天山艦攻で横滑りを行うと尾翼が吹っ飛ぶ事故があったそうですが、何か構造的な問題があったのでしょうか?
安井 賢一

  1. 実戦投入後、空戦時に横滑り操作を行った際、天山のような高速機ではある状態で垂直安定版への圧力が減り、方向舵をより大角度で操舵することが出来てしまう為に垂直安定板への負担が大きくなり、当初予想した強度に不足が出たとのことです。欠陥と言うより、戦訓改修の部類に入る事例だと思います。
    BUN

  2. 後方から迫る敵戦闘機が射点につこうとした瞬間を狙って、急機動をかけ回避する方法が有効とされていたのですが、設計時にそのような急激な舵の取り方を想定していなかったとのことのようです。その後、改善されたらしく、沖縄戦の頃にはこの方法でグラマンから逃れ切ったという記事も読んだことがあります。



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