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日本海軍の艦攻「流星」についてなんですが、なぜ中翼、逆ガル翼を 採用したんでしょうか? taka
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- 今日のオフで話になったんですが、脚を短くしたいのなら普通の低翼にすれば
いいのに、なぜ中翼逆ガルという変わったものを使ったのか?ということです。
taka
- その手の疑問は該当する性能標準と、計画要求を当たれば解決します。
中翼の採用は、流星が五十番爆弾搭載時に555km/hを発揮することが要求され、その為に干渉抵抗を減少させる目的と、同じく高速化の為の爆弾倉の装備によって必然的に決定しています。(ハインケルのコンゼプトのコピーでもある)
逆ガルの採用は確かに脚の問題でしょう。
このように流星は彗星よりも高速を要求されていますから、中翼が必要になった訳です。
BUN
- 脚を長くすると、翼内燃料槽の容積に影響が出て、航続力的に差し支える、という理由も上げられているようです。
片
- どちらも爆弾倉を持つ流星と彗星を比べてみると、流星の方が主翼の取り付け位置が高い(または主翼から下の胴体が大きい)ですが、これは何故でしょうか?
爆弾倉扉も流星の方が大きいですが、爆弾倉スペースが流星の方が大きかったからという事は無かったのでしょうか?
アンサラー
- おっしゃるとおり、彗星が五〇番までなのに対し、流星は八〇番までを収める爆弾倉です。相対的に大きくなった爆弾倉の上を、主翼の桁が通る必要があります。
片
- 彗星との比較で言えば、プロペラ径とシャフトの位置も無視できないと思います。
どんべ
- ↑というか、問題になるのは爆弾倉と地面とのクリアランスよりも、
プロペラと地面のクリアランスですよね。
どんべ
- それでいうと、流星には魚雷と地面とのクリアランスの問題もあります。
中翼になった理由(爆弾倉)がまずあって、その結果への対策として、クリアランスをかせぎつつ脚を短く出来る逆ガルを採用した、という因果関係ではないでしょうか。
片
- そこまでオリジナリティがあると良いんですが、He118が中翼逆ガルだったのが流星のあの形を決めたのではないでしょうか。爆弾倉の、プロペラの、といった理由の後先よりも、最初から手本があったのだと私は思います。
BUN
- うーん、そこまで行くのはちょっと抵抗があります。まあ、設計当初に問題の所在がはっきりして来たところで、解決法はハインケルを見てカンニングした、というところでしょうか。翼型もHe100のを取り込んでるようでもありますし、相変わらずオリジナリティが希薄なのは否めませんね、たしかに。
片
- He118が有っても無くても、流星にとって中翼逆ガルは必然では?(又は最も自然で無理のない方式というか)
猫背だし
アンサラー
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