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1430  467の過去ログを読んでいてフと思ったんですが、艦爆・艦攻両用機として有名な流星(改)は、天山よりも優速ではありますが、彗星には劣りますよね?だったら流星は艦攻として使い、艦爆は彗星に任せたほうがよくないですか?流星一機種の方が整備等の点では有利かと思いますが、純粋に性能という面から考えると機種分けした方が良いように思えます。それでも、流星一機種の方が有利なのでしょうか?もしそうならどういう点が有利なのでしょうか?
もしかしたら爆装時には馬力の大きい流星の方が早かったのかな?
イタ公

  1.  帝国海軍では、艦爆と艦攻は第一目標とす艦船が異なります。
     日本の艦爆は空母を攻撃、撃破する為のものですが、艦攻は密集編隊による水平爆撃を主体として戦艦を攻撃、撃沈する為の機種です。という事は戦艦攻撃用の80番以上の徹甲爆弾を搭載できれば、艦爆は艦攻を兼ねることができます。機体規模は大型航空魚雷の搭載も考慮しなければなりませんが、両機種の兼任は流星(流星に改をつける必要なし)の詩作発注以前に既に方針として定められています。
     また、この艦爆艦攻の兼任は、大鳳以降に建造される重空母の搭載機種の減少や、既存空母の離艦距離が長い新型機種搭載時における飛行甲板上の配列機数(空母の一回当たりの攻撃力)の減少に対応しています。
    目標が敵空母であれば、攻撃隊は全機艦爆であればよく、搭乗員の都合さえつけば作戦上必要な際に必要な機数だけ、雷撃隊も編成できるのが流星のメリットでしょう。
     ただ、これで専任の艦爆の開発が終了した訳ではなく、流星の試作発注以降も、より長距離、高速を目指した機体の研究が進められています。戦争後半に向かい、艦攻よりも艦爆に空母の攻撃力の主体が移行する傾向は明確にあり、空母の攻撃力の主体は最終的には爆装零戦が担っています。これは空母の目標が敵空母へと限定されたことを示しています。
    BUN

  2. >1 詩作とは風流ですね。
    ゴミちゃん

  3. 当然です。見るからに優美な流星の設計作業が「詩作」以外の何だと言うのでしょうか?
    私にはおっしゃる事がはわかりません。
    BUN

  4. 酒が抜けてないってことかな・・・。
    BUN

  5. ということは、速度性能よりもBUNさんの述べられた利点を重視して母艦航空隊は彗星は積まず、流星一機種にした方が良い、また当時の軍もそう考えていたということですね?ではもう一つ質問です。大戦後半には敵空母攻撃時の兵装は爆装が主となっていたそうですが、それならますます彗星の重要性が増すと思われます。それでもあえて流星一機種に統一する方が良いのですか?また新艦爆の研究も行われていたということは、軍の機種統一の方針と矛盾していませんか?それならば彗星だって使えばいいじゃんと思いますが。
    質問者

  6.  彗星は有名な機体ですが、海軍の母艦への搭載計画にはあまり登場しません。それはこの機体が実験機的性格を持っている液冷の高速艦爆だったことによります。高速といっても母艦で戦った彗星は一一型ですから、一二型よりは低速で、流星とさほど変わりません。次期艦爆の姿は17年頃から既に彗星三三型のようなスタイルの空冷艦爆となっていますが、彗星も大量採用と大量生産が決定した時点で即時に空冷発動機への換装による増産が計画されています。このように空冷彗星というのは五式戦とは登場の背景がかなり違います。しかし空冷彗星の性能は御存知の通りですから、やはり、重兵装の流星が待たれていた理由も理解できると思います。
    BUN

  7.  回答ありがとうございます。そうですか。流星の艦爆としての性能が彗星よりも優れているのなら当然ですね。それ以前の問題としてに母艦航空隊が流星登場期までに存続し得ればのはなしでした。
    質問者

  8. 余談になりますが、たとえ存続していても、流星、彩雲は母艦から発艦すら出来なかったと思います。
    BUN

  9. 流星、彩雲は母艦から発着できなかった?そうなんですか?やはりカタパルトがないと厳しいということなんですか?
    質問者

  10. カタパルトは最初の12機位を連続発艦させるためのものです。ですからこれに載るのはやはり発艦距離が長く空母での運用が難しい烈風ではないでしょうか。彩雲、流星も過荷重ではRATO等が必須の機体であったようです。
    BUN


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