1401 |
近頃話題になってる空中給油機ですが、例えば「KC−10」クラスでは、 どの程度(F-15で何機分とか)の補給用燃料を搭載してるのでしょうか? また「KA-6」なんかではかなり少ないように思うのですが、これもどの程度 の補給能力があるんでしょうか? taka |
補給用燃料搭載量は、給油場所への行程距離にほぼ反比例しますので、以下の条件下での燃料搭載量は、下記計算式 1)で算出できます。
*目標給油地点までの行程の99%をMax range cruise climbに基づき燃費計算
*給油地点での15分間のランデブー・ホールド
*給油高度3万フィート、マッハ0.72、給油速度1,000ポンド/分、燃料密度6.7ポンド/USガロン
*リザーブ燃料5%、及び海面高度30分のホールド分
*機体コンフィギュレーション=中央、及び翼給油ポッド、貨物運搬用機器搭載
計算式 1)(燃料搭載量(lb))= -52.8 x(行程半径(nml)) + 164800
例1)行程半径1000nml(1852km)の場合の燃料搭載量、112000 USポンド
尚、補助燃料タンクを併用した場合、搭載量は
計算式 2)(燃料搭載量(lb))= -52.8 x(行程半径(nml)) + 196800
となり、行程半径1000nmlの場合の燃料搭載量は144000 USポンド まで増大します。
(以上は販促チラシ上のチャートから推定した式ですので、パイロットの方は自機のPOMをご参照ください(笑))
みなと