B29が間に合う時期をどこに設定するかで大きく異なると思いますよ。
ＢＵＮ

　確かに、時期によって異なりますね。では、最初から、ヨーロッパに進出したアメリカ陸軍の航空隊が、Ｂ１７
ではなく、Ｂ２９を装備してた、との仮定でお願いします。
　この仮定が乱暴であることは、充分に承知です。手元の資料によれば、アメリカ陸軍のＢ１７のヨーロッパにおける作戦開始は、１９４２年８月からとなってます。一方、Ｂ２９が、正式にアメリカ陸軍に引き渡されたのは、１９４３年６月です。ちょっと、きついですよね。
　よく「ドイツは本土防空に、それなりに成果を上げてる。なのに、日本は失敗してる」と評されることが多いようです。でも、ドイツを爆撃したのはＢ１７やランカスター、日本を爆撃したのはＢ２９です。単純に比較できるものか、と疑問に感じてました。そこで、素朴に、Ｂ２９がドイツを爆撃してたら、どうなってたんだろう？と思ってしまったんです。
　というわけで、無理な仮定を承知で質問させてもらいました。
ツカドン

ロンドンから片道 2000ml の円を描くと東はウクライナから南は北アフリカ、北はノルウェイからフィンランドの一部まで入りますね。ただ、いくら B-29 と言えども戦闘機の随伴なしにドイツ全領土を往復しようものなら物凄い損害に直面することになると思います。
むしろ興味深いのは大西洋のＵボート戦の動向ですね。カナダ東岸からイギリス西岸までは約 2500ml で、片道 2000ml の行動半径を持つ B-29 ならスッポリとエアカバーをかける事ができます。B-29 なら自慢の搭載量を活かして爆雷を満載し、高速重武装でコンドルや飛行艇など追い払えるでしょう。
ささき

「ドイツは本土防空に、それなりに成果を上げてる」のなら何で１９４４年夏、
ノルマンジー上空にドイツ機は現れなかったんですか。
空軍も無しに米英軍の上陸を阻止できる見通しがあったのでしょうか。

それに１９４３年秋のある日にＢー１７部隊をして「暗黒の木曜日」
と言わしめたのも事実だけれども、その段階でドイツはもはや本土決戦でしたね。
aaa