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1355 MeP1101が米軍のF-86に影響を与えた話や、Ta-183がソ連のMig-15の元ネタになった話は有名ですが、He-162ザラマンダーが戦後の飛行機に与えた影響はあったのでしょうか?
個人的には何となくA-10サンダーボルトがHe-162に似ているような気がするのですが。
モーグリ

  1. >He-162ザラマンダーが戦後の飛行機に与えた影響はあったのでしょうか?
    He162 の実機は木製グライダーの翼端をぶった切って背中にエンジンを載せたような、実にコンパクトかついかにも「戦時急造」という印象の戦闘機です。前方寄りの水滴型キャノピーや射出座席の装備、胴体内に主脚の引き込む三輪式降着装置など先進的な機構も少なくないのですが、後世に与えた直接の影響は無かったと思います。

    >個人的には何となくA-10サンダーボルトがHe-162に似ているような気がするのですが。
    確かに似ていないこともないですが、偶然の一致でしょう。
    ・A-10 は機首にレーダーを積んでおらず、また対地攻撃の下方視界を確保するため鼻先が短く前方に寄ったコクピットになっています。一方 He162 はコンパクトな機体の背中にエンジンを積んだだめ、必然的にコクピットが前寄りになっています。
    ・また He162 は背中に積んだエンジンのジェット後流を避けるため垂直尾翼が二枚になっています。一方 A-10 の場合は被弾して片方の尾翼が落ちても帰還するための多重安全性を考慮して垂直尾翼が二枚になっています。
    ささき

  2. A-10の双垂直尾翼はエンジン排気口直後を左右からカバーすることで、赤外線探知センサーに引っかかる方向を真後ろに局限することも期待されているそうです。しかし、これは旧ソ連のセンサー技術を甘く見ていて、実際には全方向から赤外線AAMのロックが可能です。
    Schump

  3. >>2
    そうなのですか。

    襲撃対象に正対した時に、エンジンが主翼の影に位置するので
    熱線誘導の短SAMからロックオンされない、というヨタ話なら
    聞いたことがあるのですが、これも多分与太話なのでしょうね。

    SADA

  4. >3.「エンジンインテイクを主翼に隠して小口径弾が飛び込むのを防ぐのだ」と私は聞きました。真偽はともかく、空力的に必ずしも最適とは言えない妙な位置にエンジンポッドを置いたのにはそれなりの理由があったことは確かでしょう。
    ささき


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