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1332 航空機用レシプロエンジンのH型とX型について
H型はX型に比べて構造が複雑になるような気がするのですが、何故わざわざH型なのでしょうか?
そもそもH型とX型の利害得失とか、特性はどのようなものなのでしょうか?
アンサラー

  1. H型はクランクシャフトが2本になる分壊れにくく、部品そのものを細めに作れる(クランクそのものだけでなくベアリング、ケース等の負担も少ない)ため、結果的に同気筒数・同排気量のX型やV型より小さくできる可能性があります(昔ロータスだったかのF-1でこれを狙ったH型16気筒があった)。また、正面形が正方形〜横長長方形になるため、翼内装備に有利(翼本体とのつながりが良く、空力性能が向上)とされています。
    Schump

  2.  本題に関係ない話なので簡単に済ませますが。
    3リッターのH16(横倒しH16だけど)エンジンを造ったのはBRMで、
    それをロータスも購入してF1を走らせました。けっきょく1966年から68年まで走って、
    勝ったのはロータスH16が1回だけ。本家BRMのH16はとうとう優勝せずに終わりました。
    便利少尉

  3. クランクシャフトを2本にする場合、お互いに
    逆回転させたりするのでしょうか?

    林檎

  4.  2本のクランクシャフトの間からギアで出力する形式なら、
    シャフトは同回転になりますね。
    便利少尉

  5. バイクだとジャイロ効果を嫌って二本の
    クランクをわざわざ逆回転、なんてあるので
    飛行機ではどうだろうと思ったんですが。

    林檎

  6. エンジンの事は専門外ですが、ネイピア・セイバーなどスリーブ・バルブのエンジンはバルブがシリンダ側面に開口するため、並行に並べたほうが配管の引き回しが楽になる理由があったと思います。
    ささき


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