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軍用機ではないんですが、組立てキットの超小型自家用ジェット機(確かBD-10)について教えてください。 オーナー組立て(光岡のマイクロカーみたいに)の自家用機で音速超える性能だったと記憶しているんですが・・・。 ガンヘッド |
全幅6.55m、翼面積9.10sq.m、全長8.79m、
自重1,020kg、総重量2,014kg
エンジン:GE CJ610(1,340kg)推奨、他にウィリアムズFJ44、P&W JT12。
最大速度:マッハ1.4。ただしメーカー保証最大マッハ0.91
航続距離2,500km
現在はキットのみの販売。作った人は自分で耐空証明を取りましょう。
完成品の販売も計画されているけど、FAAの型式証明、まだとれてないらしい…
Schump
が失われ、コントロールを逸して墜落する事故が発生し、いずれの事故も
テストパイロットの死亡を伴う事故でした。
原因は、全金属構造の設計上の強度不足、及び加工上の不備が疑われています。
いずれにせよ、BD-10の販売会社は破産を申告し、現在キットの販売は行われて
いません。
とはいうものの、BD-10の設計者、ジム・ベーテは非常に有能なデザイナーで、
機体の設計も高い可能性を秘めたものですので、現在エンジンを換装し、
リファインが行われた機体の開発が、BD-10のデザインを買い取った企業によって
行われています。(但し、亜音速機となります。)
もう少し待ちましょう。
みなと
逆質問失礼します。私の手許資料では、
・キット販売:ビーディ社倒産→ボーテックス=フェニックス社が継続中
・完成品販売:別会社設立&事故で型式証明取得遅延
となっているのですが、ボーテックス=フェニックス社もつぶれてしまったのでしょうか?資料が昨年初頭のものなので、それ以降の経緯がよく分からないのです。
Schump
それとは別に2のみなとさんの回答と同内容の文書が
http://www1.drive.net/evird.acgi?pass*31101853!mtd*40!ref*www.landings.com/_landings/ganflyer/oct31-1997/!pg*Rights-To-BD-10-Sold.html
で読めます。
Schump
それって、折畳み自転車のBD−1と関係あるのですか?
VK
触れなかったのですが、もはやご説明するまでもなくご存知のようですね。
念の為、整理しておきます。
Bede Jet Corp. (以下BJC)....BD-10の開発、キットの販売元、97年秋に倒産
Peregrine Flight International(以下PFI)....BJCより、BD-10の民間用の
販売権を取得し、完成機としての販売を目指し形式認定の取得を狙うも
2件の死亡事故により、95年以降 計画を中断
Monitor Jet Corp.(以下MJC)....BJCより、96年にBD-10の軍用バージョンの
販売権を取得、但し契約不履行により現在の債権者、Vortex Aircraftと
法廷係争中
Vortex Aircraft........BJCの主要な出資者が、BJCの破産申告に伴い
BJCの主要な資産を取得、亜音速での巡航を志向した翼型への変更、
エンジンの喚装等を施した実用性の高い改良型の完成機としての販売を目指し
97年に設立
民用市場販売権:PFIと販売権買戻しの交渉中
軍用市場販売権:MJCと法廷係争中
尚、現時点に到るまで、Vortex Aircraft社からの、プロジェクトの進展を伝える
情報は入手していません。多分、Vortex Aircraft社自身、十分な資金が得られて
ないんじゃないかなー、と推測しています。
又、基本設計の段階でBD-10はもっとコンポジット材の比率を高めるべきだった
のではないか、とも思えます、私見にすぎませんが。
みなと
http://www.avtechgroup.com/
などというものを発見。来春から試作に入り、2002〜3年の型式証明取得をめざしているようです。
ただし、完成品・亜音速ですが(浅いダイブで音速を超えるだろうけど)。
Schump
それはともかく、J. R. Bede設計のBD-1という飛行機、確かに存在します。
このBD-1のデザインはGrumman(そう、そのグラマンです)が買い取り
2座のトレーナー、Grumman American AA-1 Yankeeを始めとして、
180馬力4座のグラマン・タイガーまで発展しました。
米国の飛行場ではよく見かける、ちょっとかわいい飛行機です。
みなと
最初見たときは、自家用超音速機?すごい!!横山やすしもビックリ!!(笑)、音速超えた瞬間分解しないのか!?と、胸ふくらませてたもんです。
ガンヘッド
OR