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WWII時のドイツ夜間戦闘機の塗装について質問です。 明るいグレーの下地に濃いグレーの斑点模様という迷彩塗装は、何を意図して決定されたのでしょうか? また、実際に役に立ったのでしょうか? 素人考えでは、真っ黒に塗った方がいいと思ってしまうのですが。ウーフーで、下面を黒で塗りつぶした機体も存在しますし。 ツカドン |
『実際のトコロ、夜空は真黒ではなく濃い灰色に見えるので、機体を真黒に塗装すると、かえって目立つ(空に小さな黒い穴が開いているように見えてしまう)』・・・という事らしいです。
昼間の戦闘でも、機体の下面を水色にすると余計に目立つらしいですから・・・
謎の印度人
どんな色が迷彩効果があるかというのは素人考えでは計り知れないものがあるようです。
しいま
BUN
B-17の塗装についての記述で「雲の上でオリーブドラブではかえって目立ってしまうので銀の方がマシ(だから積極的に塗り替えた、とは読めない)」というようなのを読んだことがあります。
人間の目は「色相」よりも「明度・彩度」を優先的に識別するようにできているのだそうですが、夜空はよく見ると明度も彩度もゼロではない(天体光・地上光の大気による散乱のせい)ため、「真っ黒」では効果が薄いことがあるのでしょう。
アメリカ大戦機の夜間迷彩色がわずかに青みがかったグロスブラックなのもこのせいでしょう。海軍にいたっては昼夜共通の濃紺ベタ塗りだし。
Schump
ツカドン(質問者)
いかに夜行性とはいえ、漆黒の闇夜にしか飛ばない
という事も無いでしょうし・・・
ちなみに、模様自体には意味は無いと思います。
(どうせ遠目には見えない)
遠目に見た時の色調の調整、あるいは塗装行程の
簡略化の意味だと思います。
例えば上面を暗いグレー、下面を明るいグレーに
しようとした場合、もちろん2色のグレーのベタ塗り
でもいいのですが、全体を明るいグレーで塗ってから
上面に黒い斑点を吹いても同じ効果が得られます。
さらに境界にグラディエーションをかけようとするならば
斑点を吹く方法の方が簡単です。(斑点の濃密の調整で済む)
林檎