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1069 零戦21型や九九艦爆は、エレーベーター幅にあわせて翼端が折り畳めますが、どうせならもっと翼の付け根側に折り畳み機構をずらして専有面積を減らすという発想は設計時にでなかったのでしょうか?それとも機体強度等の技術的な問題で実施不可能だったのでしょうか?
ヒラリーマン

  1. そういった面での努力はなされているんですよ。零戦より烈風が、九九艦爆より流星の方が大きく折畳めますし、実際、折畳み時の機幅は何mといった規定も存在します。
     しかし、物事はそう単純ではなく(笑)、大した折り畳み機構もない零戦、九九艦爆、九七艦攻の組み合わせでも、例えば加賀は92機の搭載能力を持っていますし、これ以上搭載しようと試みても、飛行甲板の幅と全長等による同時発艦機数の制限に引っかかり、搭載機数のみの増強は直接の攻撃力の増強に繋がらなくなって来ます。ですから折畳み機構のみの発達では日本空母の場合、あまり益するところが無かったのです。
    BUN


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