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1066  立ち読みした航空雑誌にフォッケウルフとスピットファイア、マスタング
との比較の記事でフオッケはA型でもD型でもロール以外はマスタングに劣る
みたいな事を書いていました。ウォーバードの「日本戦闘機の運動性がいい
という意味」という記事でもフオッケはロールに優れるみたいです。ロールを
重視したのはどうしてでしょうか?
ロックマン

  1. 憶測になりますが、設計者のクルト・タンク自身がパイロットでもあり、彼自身の経験に基づき「飛行機の操縦性においてはエルロンの応答性が最も重要」と認識していた為ではないでしょうか。Fw190 はエルロンと操縦桿をワイヤーではなくロッドで結合することで操縦系統の「伸び」を極力押さえ、強引な横転操作でもネジレやタワミが発生しないよう剛性の高い翼を付けているのがロール特性の高い秘訣だったそうです(Fw190A に試乗した英軍テストパイロットの回想で、Bf109 なら翼が折れるほどの高速ロールが出来たとありました)。操縦系のタワミを利用した零戦とは180度違ったアプローチですね。
    ささき

  2. ということは、エルロンと操縦桿をロッドで結び、剛性の高い主翼を付けていた三式、五式戦の横転性能は、高アクスペクトル比の主翼の不利を補って、横転性能が結構よかったのかも、と考えてもいいのでしょうか。
    NX

  3. >2. これも搭乗員手記からの憶測によるしかないのですが(あぁ、勝井さんみたくなってきた^^;)、「三式戦は急降下で逃げる P-38 や P-40 を容易に追尾でき、(一式戦では難しい)急降下中の横転操作も舵が軽くて容易だった」という記述を読んだことがありますので、高速時の横転性能は良好だったのではないかと思います。
    ささき


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