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OH-1のテールローターのブレードは8枚ありますが、間隔が均等ではありませんが何故ですか。また実際の飛行を みますと、かなり運動性能がよさそうですが、偵察目的に必要なのでしょうか。 オタク |
そこで、ブレード間隔に大小をつけ(OH-1の場合、90度間隔の四枚羽根二組をずらして重ねたようになっています)、回転時に高低二種類の音をだしてこれらを干渉させることで、周波数の低いうなり成分の合成音波(指向性は低いが到達距離は短い)とすることで隠密性を上げています。
この設計手法は80年代以降、ユーロコプター(フランス系)の機体をはじめとして、AH-64やMi-24(後期)などに広く採用され、軍民問わず一般的になってきています。
ヘリの運動性ですが、軍用ヘリは地面すれすれを地形や樹木などの障害物をすりぬけながら飛行(NOE)することを常としています。機体がコンパクトで運動性能がよければ、その分だけ小さな障害物や狭い隙間を有効に利用でき、隠密性が高まり、対空砲火への曝露も抑えられます。
Schump
航空の現代(http://www2g.biglobe.ne.jp/~aviation/)の
「ヘリコプター騒音の低減技術(http://www1.odn.ne.jp/ahsjapan/quiet.html)」
にユーロコプター社の行なった騒音軽減対策について書かれています。
参考までにご一読を。
まぐまぐマグロ