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1031 WW2の頃のドイツ機のスピナーによく描かれているらせん模様は一体何のためでしょうか?知っている人、おしえてください。
Koji

  1. 対空砲よけのおまじないだったそうです。効くのかどうかは…?
    ささき

  2. 1944年に、戦闘機、駆逐機、地上攻撃機、偵察機のスピナは白、黒のスパイラルに塗る命令が出されました。敵味方識別のためです。

    デイマン

  3. >2
    回転しているスピナーのらせんって識別できるほど視認できるのでしょうか?
    私もモデルグラフィックスで「おまじない説」を見てそれを信じているのですが
    ・・・。
    Qwerty

  4.  1944年7月20日にこの命令が出ています。できれば多くの文献を参照し、自分で判断されたほうがいいと思います。

     私は復元実機のスパイラルの飛行を実際に見ましたが、判別可能でした。

    デイマン

  5. >4. 便乗質問になりますが、1944 年 7 月 20 以前にスピナに渦巻きを入れた例はなかったのでしょうか。ひょっとすると、その「命令」というものは以前から習慣として存在した渦巻き模様(それがおまじないかどうかは別にして)を敵味方識別標識として義務づけたものではないのでしょうか?
    ところで復元実機の飛行をご覧になったということですが、どの機種をどこで見られたのか興味があります。もしかしてドイツMBB保有の Bf109G「FM + BB」号でしょうか?DB605 の咆哮を実際に体感されたのなら羨ましい限りです。
    ささき

  6. 確かにあれは見えるらしい。しかしそれ以前のの一部分のみ白色に塗装したスピナは回転した時、どう見えたのだろう?「おまじない説」が正しいかどうかは何とも言えませんが、ささきさんの言う通り識別用に制定される以前にも少数ですが渦巻きスピナはあるようです。
    BUN

  7. スピナの渦巻きが識別用というのは弱いんじゃないでしょうか
    戦闘中の識別は難しいでしょうし、その前に機種や国籍マークが目に入ると思うし、もっと目立つ方法を採ると思います。
    その「命令」は知らなかったのですが、全部隊に対して出されたのでしょうか?
    写真を見る限り、やってない機体の方が多いです
    どこかの部隊や基地のローカル・ルールのような気がします。
    私の印象では、渦巻きは44年7月以前の方が多くて、それから終戦までは少なく
    なったと思うのですが、どうでしょうか?

    アイオー

  8.  スピナは正面方向からの識別です。つまり、国籍マークや機体の情報が少ない方向からの識別です。
     ドイツ戦闘機部隊は、スピナを所属シュタッフェルの識別等に開戦初期より利用しております。あまり、日本の本には紹介されておりませんが。

     おまじないという言葉自体も誤解の元です。海外の本では、防空戦闘が激化したときに、敵機の銃手をまどわすために書かれたとかいう説がありましたが、これを日本人が訳すときに、おまじないと書いた可能性もあります。おまじないというたぐいの解説を海外では見たことがありません。あれば、参考のために読んでみたいので、ご紹介ください。おまじないというのは、敵機の銃手をまどわすと言う説より、はるかに非科学的な表現だと思います。最近の本では識別のためとするのが、一般的であることは確かです。

     国内の本だけで写真の検証すると、写真の絶対数が45年あたりのものが少なくなっていますので、そのあたりも気をつける必要があります。おもな入手先であるドイツの公文書館の末期の写真の多くが失われているからです。それに、ご覧の写真が全てを表してるとは限りませんし、写真の内容から時期を特定するのも完全ではありません。

     大戦初期からのスピナの塗りわけのバリーションの豊富さから言って、スパイラルが44年の命令以前に自然発生的にデザインのバリエーションとして使用されたことは大いにありそうです。

     ただ、文章として記録があるのは44年からであり、それ以前は文字として記録されてません。ただ、このおまじない説の出所には非常に興味がありますが、それは未だに謎です。

     おまじない説はいつ発生したかという問いにどなたか、お答え願えませんでしょうか?

    デイマン

  9. かなり前になりますが、知り合いに海外の航空雑誌や書籍を大量に所有している人がいて、そこで「渦巻きタマよけ説」の記事を読んでのですが、今となっては書名・著者名はわかりません。 文章は英文でした。
    だから強くは言えないのですが、日本だけのデッチアゲではないと思うのですが。

    写真は海外の物も結構、見ているのですが、全部見た訳でもないですし、信憑性は御指摘の通りです。

    あと44年7月の命令について詳しく教えて貰えませんでしょうか
    どこの誰が、どの部隊に出したのか、いつまで有効だったのか、どの程度、守られたのか、渦巻きの規格は決まっていたのか、気になります。

    あと、ご覧になった復元機についても教えてほしいです。
    よろしくお願いします。
    アイオー


  10.  いや、問題にしたのは、”まじない”と言う言葉です。私が読んだことがあるのは、敵機の銃手の狙いをはずさせる目的という英文で、”まじない”という、神頼み的な意味はなく、人間の目を欺くと言う意味の、もう少し理論的なものだったからです。(できれば、ご友人の英文オリジナルを読んでみたいです。)

     普通の日本人は”まじない”と言う言葉に科学的意味合いを感じないのではないでしょうか? つまり、”まじない”説は、上記の説を”まじない”と解釈した、日本だけのものではないかという疑問なのです。

     写真については、ほぼ大戦全期間を戦い抜いたメッサーの各型の使用された時期を考慮に入れて、メッサーにスパイラルの描かれた写真を判断するとすると、大戦末期には(私個人的意見ですが)”やってない機体のほうが多い”には同意しかねます。

     この指令はドイツ空軍がドイツ、フランス、イタリーで作戦する航空機に対して規定したもので、、”戦闘機、駆逐機、地上攻撃機、偵察機のスピナは白、黒のスパイラル”ということで、部隊単位ではありません。有効期間は特になし、新たな指示があるまでが基本です。

     私が肉眼で確認した復元機は”Buchonn”ですから、厳密にはドイツ機ではありませんが、スパイラルは描かれてましたよ。「FM + BB」号もベースはBuchonnですが…


    デイマン

  11. 回答ありがとうございました。 勉強になりました。

    命令以前の渦巻きは単にデザインと考えてよいのでしょうか?




    アイオー

  12. 「渦巻きタマよけ説」 ならば「まじない」と
    言っても支障ないと思います。
    科学的な説明は困難と思います。
    そんな研究をしてたと言う話しも聞きませんし。

    想像ですが、渦巻きを書いた機はタマが当らない
    そんなジンクスがパイロットの間に広まって
    それを汲んで(シャレかもしれない)正式に制定した
    のでは。名目上は「識別の為」として。
    あるいは渦巻きが流行ってしまったけど、みんなバラバラ
    だと識別に支障をきたす。だから正式に制定してしまえ
    やるんだったら皆一緒に統一しろ、という事かも。

    ただ、スピナーの色を見て敵味方の識別をしたという
    話しを読んだ事もあるので、マジで識別が目的かもしれません。

    林檎


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