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烈風はそれほどすごい機体ではないのではしょうか? 最高速度、武装も機体、大きさなどのカタログデータを見ると 紫電改や疾風から進歩がないよう感じられます。 あと零戦54型も開発の意味がわかりません。 景司 |
(武装も機体の大きさなどの)の間違いです。
景司
エンジンだって似たようなもん(っていうか、タイプにもよるが同じ物)積むんだからそうそう進歩なんてあるわけがないんです。
なんてことを書くとツッコミが怖いなぁ。
FIX
BUN
Schump
ありがとうございました。
景司
BUN
BUN
金星零戦は、昭和18年後半にはできていておかしくなかった(実際に計画はあったが三菱が忙しくて流れた)のですが、実際の54型は「52型以降重武装・装甲化で重くなりすぎたからエンジン変えなきゃどうしようもなくなった」という泥縄あるいは最後のテコ入れになってしまっています。
Schump
片
片
質問者景司
片
まとめてみます。
A6M3の開発については、16年7月実機1号機完成、
17年春に至り概ね試作完了、4月から生産ラインに乗
せられ、8月から非制式のまま実戦配備。(実戦に出し
た直後に制式化するのはよくあること)
ところが、おなじ8月にガダルカナル戦が勃発し、ここ
でのA6M3の使用法について紛糾し、おそらくこのこ
とにより、制式採用が中止されるに至る。
片
22型に至っては21型以上の航続力をもった過剰
反応的機体になってしまった。
一方、それ以前、対米開戦直後の戦訓がまとまった
17年2月、れいせんを20ミリ4丁化した「対B
17用局戦」の開発が構想される。構造上の問題か
らこれは断念され、ベルト給弾で段数を増加する方
向へ方針が転換されて行く。この成果が52甲、乙
であり、52型は単にベルト給弾完成までの過渡的
存在に過ぎない。52型系列は、雷電までのつなぎ
用の局戦的使用を目的としたものである。(だから、
片
2型完成後、顕著な速度増加が認められ、艦戦用も
52型に置き換わって中島21型は終わる)
金星搭載については、以前栄21型への不安から考
えられたのではないかとした小生の説は引っ込めま
す。17年春の時点で永野大尉は将来的栄の品不足
を予見のうえ、提案したようです。(想像では「金
星を積んでみたらどうかなあ」と私語の中で)
この他にも何人かが個人的感想として、金星搭載を
考えていたようですが、胴体機銃を積めなくなるこ
とがネックだったのではないか。いくら堀越
片
語ったとしても、用兵的に通用する話ではなか
ったのですから。
ようやく翼内に13ミリを積む話が出たときに
至り、三菱側から金星に乗せ換えたい旨提案さ
れ、開発遅れが見込まれると却下され、生産ラ
インが52丙に切り替わってはじめて、金星搭
載の試作発令に至る。
と、まあ、こんなところで。
BUNさん、オリジナルネタも入れたから許し
て。
片