QQCCMMVVGGTT
958 迎撃機(WW2当時)の場合、火力、速度、上昇力、防御力、最低限の航続距離さえあればいいと聞いたのですが、他にないんですか?
あと、BUN師匠の好きな隼はどう改良すれば迎撃機になるのでしょうか?

ベルゼバブ

  1.  お願いですから質問文中に不必要に個人名を出さないでください。
     さて、質問の火力、速度、上昇力、防御力、航続距離ですが、これらは全て重量と引き換えに得られるものです。飛行機が飛んで上がれる重量の中で、どの程度をそれらに割くかでその機の性格が決定されます。何かを重視すれば何かを減らさなければなりません。(真実一路の性能標準を参考にされたし)
     隼の場合、それを燃料搭載量に大きく割いているのですがそれでも、たとえばMe109Fが7.92mm二挺と15mm一門程度の武装でありながら全力飛行を行う(スクランブルと空中戦闘ですね)と30分も飛ばずに燃料が尽きてしまう機体であるのに対して、12.7mm二挺の重武装を確保して防弾タンクまで導入した上、Me109Fの数倍の滞空時間を誇る調和のとれた機体です。
     しかも航続距離の大きな機体=燃料搭載の大きな機体は応用が利きます。即ち燃料を減らせば良い訳で、隼が戦争末期に250kg爆弾二発を搭載して琉球沖の敵機動部隊に対し効果的な艦船攻撃を実施出来たのはその為です。また邀撃機としての応用例を上げるならば、実際には翼下にタ弾の装備を行っていますし、試作に終わりましたが、対空ロケットの搭載も試みられています。
     また、航続距離は邀撃機についても重要な要素です。Me109がレーダーと無線で管制されていながらも、敵爆撃機編隊を取り逃がして戦果無く着陸するといった事態の多くは航続距離の不足によっています。自国上空に上がる邀撃機が常に増槽を抱いているのを写真で見るにつけ、私は如何に独逸が航空後進国とはいえ無残な気がいたします。隼があれば効率的な運用ができ、戦闘機の数は半分で済んだかもしれないのに、もったいないことです。独逸の航空の水準がもう少し高ければ、単能の要撃専門機的色彩の強い旧式機にあれほど頼らずに汎用の制空戦闘機を開発できていたことでしょう。残念なことです。
    (ちなみに隼達にとっては迎撃ではなく邀撃が正しい言葉。戦後の自衛隊用語の要撃は漢字と政治の制約から来たこの言葉への当て字です。)
     
    BUN

  2. >1 細かい突っ込みですが、「隼」が琉球沖の敵艦船を攻撃した時に懸架し
    ていたのは、増槽+25番だったのでは、、ないでしょうか??
    tackow

  3. いいえ、隼は琉球沖の敵艦船を250kg2個懸吊の状態で攻撃しています。「と号爆弾装備一覧表」にも二発が標準として記載されています。中には第29振武隊のように片側を増槽とした機も多く確認できますが、両翼に250kg爆弾を懸吊した写真もまた確認が容易です。
    BUN

  4. だ、大胆な。あのドイツが”航空後進国”扱いとは。↑*3
    5904

  5. 「と号」でしたか・・

    いや、六五戦隊の通常攻撃と思っていたのでした。
    tackow

  6. 切れた・・

    「と」だと、250キロ×2発は標準みたいなものですね。
    tackow

  7. 皆さんどうもありがとうございます。

    あと、すみませんでした。>BUN師匠
    ベルゼバブ

  8. こんなこと言うのも何ですが、あれで納得しちゃっていいんですか?
    BUN

  9. 納得してますよ。そりゃ。

    先程も息子を寝かせるときに10回以上読んで聞かせました。

    立派な隼乗りになることでしょう。
    tackow

  10. いきなり、でてきて言うのも何ですが、隼より頑丈で強い五式戦とか紫電改乗り
    にさせたらどうです?
    富嶽

  11. あぁ、、それも考えたのですが、人様のお役に立てる人間になって欲しいので
    隼にしました。
    tackow


Back