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946 零式練戦22型の採用は、(石川島への生産移管に伴い?)栄12型の生産停止が予定されていたということなのでしょうか。しかし、22型の実機が作られなかったということは、その後も栄12型が生産され続けたということなのでしょうか。

  1.  そもそも採用はされていないのでは?
     少なくとも20年4月の時点では実験機扱いです(飛行機略符号一覧表)。多分そんな事情なのだと思いますが、ああした高等練習機そのもの、または栄そのものが中止の方向にありましたので、どちらにせよ見込みの無い機体だったと思います。後期の一一型には恐らく在庫の12型が供給されていたのでしょう。
     22型自体が栄21型用ではなかった、とする説は、またあとで考えるとしましょう。
    BUN

  2. ああ、ほんとだ。「実験機・横空未領収」だ。
    失礼しました。練戦22型の話、そのうちお聞かせ下さい。たのしみにしております。


  3. 今確かめました。
    22型正式採用説の出所は、例の長い名前の本です。そこに(20年)3月に正式採用とあったのでした。


  4.  私はかの本の著者とは異なり、その機体の生産計画と運用において制式採用などという手続き上の問題はあまり重要ではないことだと考えています。ですから労作だとは思いますが「制式機」を冠した書の出版もタイトル上からは全く意味の無いことだと思います。
     練戦22型の件ですが、20年度下期に120機の生産計画が存在し、練戦用として栄31型の生産が予定されています。今まで、栄21型説と、写真に残る機体がそのまま22型として予定されていたとする栄12型説がありましたが、それを何型と呼ぶかは別として、20年度下期に生産予定だった零式練戦は栄31型搭載の機体となる予定でした。その栄発動機は中島の浅川工場と石川島航空で行われる予定でした。以上は20年7月20日付の資料によりますので、恐らくこれが最終案だったのではと想像しています。
    BUN

  5. どうもありがとうございます。いままでひとりで、資料も無いまま考え込んでばかりして来たので、こうした素晴らしい場に出会えて我ながら度が過ぎてしつこくなっているようです。これからもよろしくお願いいたします



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