実際に着陸した例があります。83年に燃料計算のミスで767が41000フィートでエンジンス停止しましたが無事に着陸しています。確か機長がグライダー愛好者だったと記憶しています。とっくに絶版だろうけど新潮文庫で「高度41,000フィート　燃料ゼロ！」として出ていました。面白い本なので古本屋などで見かけたら読まれてみては如何でしょう。
らあ

黒いスパイ機Ｕ２（又はＴＲ−１）なら高高度でエンジンを一旦停止させて滑空飛行することも可能だったとか。グライダーにジェットエンジンをつけたようなものなので、エンジンが停止し再始動しなくても、滑空飛行でうまく着陸させられるのではないかと思います。
アリエフ

「ジェット機」ではありませんが、スペースシャトル・オービターなんぞは高度200kmぐらいから無動力で着陸をかましてくれます。翼面過重が300kg/m^2ぐらいあってあの太い胴体ですから、滑空飛行に関してはコンコルド以上の難物のはずです。

普通のジェット機は操舵系統に油圧を供給するためにエンジン駆動（発電機を介して間接的に回すものを含む）のオイルポンプを使っていますから、緊急用にバッテリーや引込式風車発電機を使えるとはいえ、操縦には不安が残ります。

>勢いがなくなる
滑空の動力は「重力」ですので、高度に余裕がある限り供給を絶たれることはありません。ただし、機首を上げすぎるなどして失速させたらオシマイですので注意。
Schump

早速のご回答、ありがとうございました。賭けには負けましたが、納得できました（笑）さすがに皆さんの詳しいですね、感動です。
HELPME

ロック岩崎氏が飛行機学校に来訪されたとき自衛隊時代のお話を伺いましたが、空自では F-104 で滑空着陸の訓練もやったのだそうで、沖縄だったか実際にエンジンアウトの 104 を無事滑走路に降ろした猛者もいたそうです。
ささき