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Ans.Qの旧を見ていて、小説の”雪風”に関する質問があったので、その中で殺人的機動により乗員を死亡させた場面がありましたが、実際にそんな戦闘機動ができる機体が現実には存在するのでしょうか?(確かどこかの航空ショーでロシアのスタントチームの何とかコブラと言う戦闘には使えないようなアクロバット機動は見たことがありますが・・・) kyo |
(ヨーグモス)
F-16が純粋感圧式の「動かない」操縦桿をやめて「ちょっとは動く」操縦桿に改修されたのは、パイロットが自分のかけているGを自覚できずに「死ぬほどの」Gをかける操作をしてしまうの(ということは機体の運動性能でパイロットを殺せる)を防止するためだったという話を聞いたことがあります。
Schump
ささき
77年から79年まで3年連続でスーパークロス(スタジアムモトクロス)のタイトルを
獲得した後も、89年に米国ナショナルチームの一員に選ばれクラス優勝を果たす
など、その活躍はもはや伝説的です。
並のレースパイロットだったらXXXだったかもしれません。
みなと
操縦桿を動くようにしたのは腕の疲労防止のためだそうです。
動かないとパイロットはFBWが迎え角or荷重リミットに達していることに気付かず,さらに引き起こそうとして引っ張り腕が疲れてしまうので,止めに当たって限界まで引いたことが分かるようにしたそうです。(出典:ビル・ガンストン「F-16戦闘機の全て」)
パイロットが掛けられない強度を持たせても重量の無駄ですから,設計荷重はパイロットの限界を目安に設定されていると思います(F-16は確か武装状態で9G,多くのジェット戦闘機は7.3G)。コブラで掛かる荷重は4G程度だが急激に掛かるのでパイロットにはきつい,という話を聞いたことがあります。
古い機体は精密な強度計算ができず安全率を多めに取っている可能性はあると思います。二式戦の地上強度試験で12.8G相当のおもりを載せても主翼はたわんだが破壊はしなかった,と読んだ記憶があります(丸メカニックだったかも知れません)。また燃料を減らすとか,レース用に機体を軽量化(強度は落とさずに)してあればより高いGに耐えられるでしょう。
isi
ささき
なるほど。情報ソースがGD→三菱→某社編集者…だったので「あまりに伝聞が重なってるな」という警戒はしていたんですが…
もしかしたら「ウチのヒコーキはパイロットを殺せるほどに機動性があるんだぜ」という(無意味な)自慢話へのすり替えがあったのかもしれませんね^^;
Schump
kyo
空自パイロットのページに有りましたが、(URL失念)
自分でかける6Gより、F-4後席でかける6Gの方が遥かにきついそうです。
操縦を自分でしている場合、鍛えた人間は瞬間的に
最大9Gまで耐える事ができるようです。
SADA
(ヨーグモス)
ささき