渡辺さんの「局地戦闘機『雷電』」によると
B-29は12.7ミリ弾を11500発積んでたということですが、
ホントでしょうかねぇ。
どんべ

四式戦の取説によると機首12.7mmが一挺あたり350発、主翼20mmが一挺あたり150発です。P-51D の場合内翼機銃に400発、外側二挺に270発。中央機銃を取り外して四連装仕様とすれば外側機銃に500発だったそうです。
ささき

タマを多く積んでいるといえば、B-17改造の試作編隊援護機YB-40は、

機首下面　　　　２連装銃塔　　400発×２　　　予備400発×２
操縦席後方上面　２連装銃塔　　400発×２　　　予備400発×２
胴体中央上部　　２連装銃塔　　400発×２　　　予備400発×２
胴体下面　　　　２連装球形銃塔600発×２
後部胴体左右　　２連装銃架　　300発×２×２
尾部　　　　　　２連装銃塔　　550発×２　　　予備（300+250）発×２
共用予備弾倉　　200発×４＋150発×20

合計：13200発（！）

というすごいことになっています（すべて12.7mm）。
Schump

この機銃弾って一発どれくらいの重さなんでしょう。目一杯積むと最初の
空戦はかなり動きが鈍そうですが。

Ko

昔のGun誌別冊にＭ２機関銃の実射記事がありまして、そこには
「弾薬110発で14kg（リンクベルト込み）」
とありますので、一発約127ｇということになります。すると、13200発で約1.68トン（！）、YB-40は機銃の増設ばかりでなく追加装甲もありますので、「肝心の援護すべき爆撃機についていくのに汲々としていた」というテスト結果もうなづけます。


Schump