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866 戦闘機の編隊といえば、有名なのは4機編隊のシュバルムですが、
日本軍の大好きな3機編隊と較べてどういう点が優れているのでしょう。
また、完璧な陣形などありえないので、
このフォーメーションにも欠陥があると思うのですが、
どのような問題があったのでしょうか。
FIX

  1. 実はドイツ最後の戦闘機隊ともいえるガーラント指揮のJV44は4機編隊ではなく、3機編隊を採用しています。隼やMe262といった高速高性能機の機動には4機編隊は向かないとの結論もあり得たということでしょう。
    BUN

  2. 米軍では戦闘機の行動単位を最低二機(リーダー+ウィングマン)としており、四機編隊は二機×2に分離して行動できる点で採用されたのではないでしょうか。
    編隊の形にもエシロン(斜め直線)とかフィンガー(ヘの字)とかありますが、英軍が初期に採用していたクローバー(十字型)は密集しすぎて見張りに不便だったそうです。
    ささき

  3. 転勤が決まってしばらくご無沙汰している舞弥でございます。これを機にこの世界から足を洗って堅気に戻る所存でありますが、これは実は私の専門分野?なので最後に書いておきましょう。
    小隊4機編成はいわゆるロッテ戦法を前提にしたもので、上でささきさんが書かれている様に実体は2機+2機の組み合わせです。第2次大戦初期までは小隊3機編成が各国で一般的ですが、ドイツ→イギリス→アメリカ→日本の順で4機編成とロッテ戦法が一般的になります。この4機編成の最大のメリットは2つのユニットに分離して互いに連携、相互支援が行われる事で、片方のユニットが交戦している間にもう片方のユニットが援護したり、片方が攻撃されたらもう片方が敵の後ろに回り込んだりという事が可能になります。
    これは現在のジェット戦闘機の空戦でもほとんどそのまま使われている事でもわかるように、敵戦闘機をサンドイッチするという基本的な戦術機動をとる場合に非常に有効なものです。
    デメリットはというと、まずこれは戦闘機同士の空中戦以外にはさほど意味がないこと。戦闘機でも爆撃機を攻撃したりする際には余りメリットはないし、戦闘機ではなく爆撃機や輸送機の場合は全く意味がありません。なので現代でも爆撃機や輸送機では昔ながらの3機編隊が使用されています。
    次に、その効果を額面通りに発揮するには高い技量が必要な事。実際にロッテ戦法の技術を習得するにはかなりの訓練が必要で、それができなければ意味もなくただ4機で固まった編隊を組んで行動しているだけという事になりやすく、実際にドイツの真似をして4機編成を開始した当時のイギリスや、あるいは日本がそれにあたります。また本家のドイツでも急激な技量の低下、及び対爆撃機戦の増加などから近い状況に陥っていたと思われます。また4機編成はリーダーが2機、ウイングマンが2機という構成なので、3機編成のリーダーが1機、ウイングマンが2機というのに比べて、どうしても熟練パイロットが多く必要になります。
    後はこれは日本軍だけの特殊事情になるのかもしれませんが、無線による交信ができなければ余り意味はなくなります。


    舞弥

  4. 引退しちゃうんですか、舞弥さん・・
    そんな事言わないで、落ち着いたらまた書き込みして下さい。

    そういえば、艦船の433へ回答ありがとうございました、すっかり忘れて
    ました。でも、米海軍のレーダー射撃ってホントに当たらないんですヨ。
    tackow

  5. そんな、淋しいことを仰らず、ずっと遊びましょう。
    お酒も呑みにゆきましょう。
    お話もたくさんしましょう。
    BUN


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