834 |
もし、大東亜戦争時の零戦に2000馬力級のエンジンを搭載できたら(零戦改)、機体と武器を補強し世界最強の戦闘機になり得たか?(昭和20年当時)。やはり重過ぎるかな? おさむ |
あの機体をどういじろうと、
2000馬力級のエンジン搭載は無茶と思いますよ。
勝井
そもそも超過禁止速度650km/h程度といわれる機体構造を見直し、主翼を中心とした空力の再検討(翼型を変えないとタイフーンの轍を踏みかねない)を加え、どうせ重量が増すので脚系統は作り直し…新規開発と手間が変わらないような気が…
さて、「重すぎる」の意味するところ如何。
機体構造に対して、ならば結論は上記のとおり。
翼面積に対して、ならば、どうせ艦上運用を放棄された時期のこととて、あまり気にしなくてよくなっているはず(いくらなんでもマスタングよりは軽かろう)。
武装については、六四型段階で20mm×2+13mm×2になっており、スピットの最終期と同等ですから、強化の余地はそれほどないかと。
Schump
どうもありがとさんでした。
やはり、零戦は52型もしくは21型がベストマッチですか!
終戦まぎわ、四式戦三機より、五式戦一機よこせと基地から要請があったとなにかで読みましたが、五式戦はそれほど優れていたんでしょうか?
どうも、おおきにでしたーーー。
おさむ
稼働率など、実戦的な面で末期の新鋭機としては極めて良好な部類に入ったからでしょう。
疾風は大東亜決戦機扱いで「1機でも多く」が合言葉となり、結果粗製濫造に走ってしまった不幸な戦闘機ですし。
個人的には零戦は64型の開発をもっと早く始めるべきだったと思ってます。
アイツなら、F6Fには十分対抗できたでしょうから。
勝井
最初から局戦を三菱以外に依頼していれば話は別だったでしょうが、
・14試局戦には海軍もかなり期待していた
・もう一つの戦闘機の名門、中島はこないだ双発陸戦でこけた
・九州、川西、愛知に中島以上の手腕を期待するのは無理が有る
ということで、三菱に声がかかるのは仕方の無いところでしょう。
つまりは、必然です。
SADA
零戦に2000馬力級発動機が何故積めないのか?車両法か道路交通法に触れるのか?
また、疾風が粗製濫造で、何で同じ中島飛行機でほぼ同様のペースで生産されていた零戦が粗製濫造でないのか?
雨のせいだと思うけれど、理解しにくいなあ。転んだのか?勝井山。
BUN
BUN
もともと一千馬力級発動機搭載を前提に構造設計してるはずですから。
”&”
無限
行方不明なので記憶に従って……。
空力設計は変更せず、また制限速度は52型以降と同様に
400ノットとします。
脚の延長、エンジン重量の増大、構造強化などなどで総重量3150kgくらい、
最高速は319ノット程度になったかな?
武装、防弾艤装は52型甲と同じ。
加速ではなく上昇と言う形でエネルギーを蓄え、降下ではなく
旋回と言う形で使うものとすれば新世代の戦闘機にも対抗できたと
思います。
もちろん相手が乗ってこなければ空戦不成立(どちらも相手を攻撃できない)。
また、「先手を取る能力」は速度ですし、「短い時間で広い範囲を制圧」
するのも速度ですから、戦闘機としては「狭い空域での迎撃戦闘のみ」に
特化されることになります。
その一方、過積載してでも新世代の機体より短距離離陸できますから、
「局地爆撃機」(つまり、CASですね)と言う運用が出来ます。
お尋ねの「世界最強の戦闘機」と言うのが「世界最強の制空戦闘機」と
言う意味ならばNo、しかしまぁ、使いようはあるでしょう。
ちなみに最大(フェリー)航続力は52型と同等に出来ます。
燃料を過積載しても離陸できますから(大馬力の機体ほど、航続力は
延ばし易いのです)。
少なくとも雷電よりは使える機体になったと思います。
ただし、「火星を搭載した新設計の制空戦闘機」には及びえません。
たかつかさ
ですけど、栄が600kg、誉が830kg。零戦の自重が52型で
たった1.9tですから、この200kgは無視できない。
重心位置変動が大きくなるでしょう。
バラストで解決するにしろ、かなり操縦感覚が変わるでしょうから、
審査通んないんじゃないですか?陸軍の「重戦指向」と違い、
海軍は烈風ですら翼面荷重指定するほど、「小回り命」という
考えの人が大きい声を出せたようですから・・・。
SADA
と言ってしまったら怒られますか?
「誉」が額面通りの性能を出し、良質な燃料があれば
「誉」搭載の「零戦改」は素晴らしい性能が出せたと思います。
そして、疾風・紫電改・銀河・流星・17試艦戦も素晴らしかったでしょう。
しかし、紫電はやっぱり脚がトラブっていたでしょう。
どんべ
確かに疾風が作られてた頃の零戦はヤバイかもしれませんね。
けど、作り慣れてる分、疾風よりはマシだったでしょう。
ただ、疾風の場合、大戦後期からの量産開始ですから、
ヤバイ機体の割が零戦など問題にならない高確率であり、
例の「疾風3機より五式戦1機を」って奴は、
「当たり」に中々めぐり会えなかった陸軍パイロットの魂の叫びであると解釈してます。
勝井
また、勝井山、疾風と零戦の可動率は実はほとんど見るべき差が無く、同じように問題になっています。誉がどうの栄がどうの、火星は信頼性が高いのといった問題ではないんです。19年秋以降の生産機はほぼ共通して機体、エンジン共に品質の低下が見られるのであって、イメージで疾風がどうの、零戦は慣れていたの(何に慣れるのか。隼に慣れた作業員は疾風が造れない?)と短絡するのは問題でしょう。例えば沖縄戦時の新司偵と彩雲の可動率はほぼ同様です。俗説では金星は信頼性が高いのに・・・。だから、機体の仕上げ、エンジンの信頼性が、といった問題をサンプル無しで語るときは、時期と場所と状況を踏まえて分析すべきでしょう。
BUN
BUN
1.「零戦には余裕(の意味を考えられたし)があり、少なくとも2000馬力級発動機の搭載の余地はあった。向上した馬力をどう使うかは諸兄の想像による他無し。」
2.「歴史的な経緯と今回の零戦2000馬力問題とは別の話である。(カシを変えて長く話したい(笑)」
ということです。
BUN
いえない面もあるのかも?)、機体関係については「粗製濫造」といえない
とも思うのです。
この辺は稽古が必要な部分なんですが、短絡的に決めつけるのは危険と思わ
れます。
tackow
であろう、つう事です。
tackow
BUN
>「粗製濫造」(これは何を意味するのかハッキリさせる必要あり)
の事を言いたかったんです・・
でも↑の書き込み、師匠??
tackow
BUN
しかしながら、当時の技術ではエンジン重量が増えると考えた方が自然なので、そう仮定した場合、あれ以上発動機架を後方には下げられませんから、SADAさんの言うとおりバラストを積んだりする必要が出てきて「うまみ」が少なくなりますね。また、エンジン重量とエンジン出力、エンジントルクが増大すると機体強度がそれだけ必要になりますから、その補強も必要です。
で、本来の質問に対する私の回答。
・運動性は五式戦に劣るし(もしかすると紫電改にも)、最大速度もどんなにがんばったって650q/h以下だろうし・・・・P−51とかの方が優秀そうじゃないすか?
胃袋3分の1
片