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旧日本陸海軍の戦闘機の爆装時の水平最大速度は何kmくらいだったのでしょうか。確か一,三,四,五式戦闘機は250kg×2,零戦21型は250kg×1で52型は500kg×1の搭載力があったはずなのですが、爆装時は爆装専門の爆撃機(彗星や銀河や流星や四式重爆)と比較して速度はどうだったのか興味があるのですが。 NX |
BUN
NX
戦闘機を転用するよっか、複座で急降下可能な機体を造った方が実用的な
のでは?
Tackow
ささき
基地設営力や補給能力の弱い旧日本軍にとって、基地の少なさと機数の少なさをカバーするための「長大な航続距離(同時に航法も要求される)」はやはり必要だったような気がします。
NX
NX
>敵戦闘機群に捕まってもただのカモ(九九艦爆みたいに)にはなら
>ない・・・ 補給能力の低い旧日本軍に向いているような気もします。
戦闘機に爆弾を積むと、当然滑走距離が長くなります。長大な滑走路を
作れるならば、爆装戦闘機が可能でしょうが、そうでない状況、たとえば
空母用ですと、当然離発艦性能を満たさなければなりません。
やはり海軍においては運動、高速性能と低速性能を両立させる機体と、
搭載能力と低速性能を両立させる機体とをわけて作る必要があったの
ではないでしょうか。
もちろん、エンジンのパワーが有れば、両立も可能でしょう。
日本の場合、満足な2000馬力級エンジンが陸軍のハ104しか有りません
でしたし、双発でしのぐにしても、整備員不足の様でしたし・・・。
後半は的でしかない陸攻をやめる事ができれば、実現できたかな。
SADA
>作れるならば、爆装戦闘機が可能でしょうが、そうでない状況、たとえば
>空母用ですと、当然離発艦性能を満たさなければなりません。
でも、マリアナ沖海戦では零戦21型が250kgを積んで空母から発艦してます。
それに確か爆戦は離着陸速度の大きい彗星が発艦できない小型空母用に考え出されたんだったような。
NX
「爆撃機無用論」を議論ボードで切り出した当人です。
離陸性能の判定にはBauzahl値を比較します。
これは馬力荷重×SQR(翼面荷重)で、もちろん大きいほど
離陸困難になります。
計算結果まで乗せるのはテレホ時間外の今はちときついので
失礼しますが、戦闘機の空戦性能向上(=使えるエネルギー量の増加)は
同時に搭載量増大として活かすことが出来ると言うことをとりあえず
述べておきます。
明日になって覚えていればまた^^;
たかつかさ
>となれば、搭載量を諦めて揚力を減らすしかありません。
> 事実、30年代後半から流行りはじめた最大厚さ点を
>後方にずらした翼断面形状は空気抵抗が減る代り、
>揚力係数も犠牲になるものでした。
と書いているじゃありませんか(^^;;
浮きにくい翼を使ってでも速度を求める戦闘機と、
ほどほどの速度でいいけど大なる搭載量を欲しがる爆撃機とでは、
理想形はやはり違うのではないですか?
SADA
失念してました(x_x)
でも、運動性がガタ落ちで緩降下がやっとだったと聞いてますが。
相当無理をしているのではないでしょうか。
>それに確か爆戦は離着陸速度の大きい彗星が発艦できない小型空母用に考え
>出されたんだったような。
高速を要求され翼形を薄く、翼面積、さらには搭載量までを小さく
した( 同時期のドーントレスやヘルダイバーと比べて )
彗星はかなり「単発複座戦闘機」に近い存在の機体ではないでしょうか。
戦闘機対艦爆として比較するにはあまり適当じゃない様な気がするんですが・・・。
SADA
増槽をつけた零戦は確かに重かったでしょうが、そう無理があったとは思えませんが・・・。
BUN
250kgってそんなもんなんすね。意外と軽い・・・?
SADA
>浮きにくい翼を使ってでも速度を求める戦闘機と、
>ほどほどの速度でいいけど大なる搭載量を欲しがる爆撃機とでは、
>理想形はやはり違うのではないですか?
そうです。しかし、そのベースとなるのは「大きなエネルギー」です。
わたしのHPでの記事では運動エネルギーの増大と言う方向で説明しましたが、
位置エネルギーの増大と言う方向もあります。
特に今回のように「空力性能を変えずにパワーアップ」した場合には
速度性能はさほど上がらずに上昇力が顕著に増します。
つまり、「浮く性能」が上がるわけです。
翼形を変更して速度追求に振った場合、搭載量は増えないことでしょう。
ただしその場合、離陸性能も低下するので空母運用が難しくなります。
よほど強力なカタパルトを空母が装備していない限りは、空母艦載機は
「浮く性能を犠牲にした速度追求」が許されません。
ですから、「エネルギー増大が搭載量増大に繋がる」わけです。
もともとの発言が端折り過ぎだったことは認め、お詫びいたします。
たかつかさ