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最近の戦闘機の胴体下部に縦ヒレがついた機種をみかけますがどんな機能があるのですか。F−2にも付いています イマジン |
1)超音速機はたいてい全長に対して全幅が著しく短いので、飛行中の胴体のブレを主翼の慣性で吸収しきれず、方向不安定が勝手に拡大する(イナーシャ・カップリング)傾向があり、これを安定させるために垂直安定板面積を大きくすること。ただし、機体軸線より上の面積だけを拡大するとロール運動成分を発生してしまうので、下方にも面積を設けてやる必要がある。
2)超音速機は揚力係数の低い薄翼や大後退角・デルタ翼を使用することが多く、離着陸時に大きな迎角をとる必要がある。また、近年の戦闘機では、失速限界付近(あるいは失速後)での高機動を行うために極度の大迎角をとる場合がある。これらの場合、機体上面の垂直翼面は機体にマスクされて効かなくなるので、これを補うために下面にも垂直翼面が必要。
Schump
ささき
Schump
離着陸時には折り曲げてしまうから効きません。
主翼後退時の安定確保という事かな?
どんべ
ささき