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802 脚やフラップの作動が、油圧や電動であったりしますが、油圧、電動それぞれのメリット、デメリットは?
日本は両方問題有り?
ゾフィーエル

  1. 消えた書き込みによると、空気圧もなかなか良さそうに思ったのですが、日本機で空気圧は使われていたでしょうか?または、日本機に空気圧が向かない理由でも有りましたら
    ゾフィーエル

  2. 空気圧は油圧に比べ、当時の軍用機には下記理由で採用に無理があったと思います。(思い付き的ですが)
    ・中間停止が出来ない。アクチュエータの作動位置精度が出ない。
    ・パワーが出せない。
    ・配管・機器がかさばる。
    ・ジョイントからのエア、オイルもれ。(日本の場合、油圧も同じ。)

    油圧と電動の長短は、一概には言いきれかねると思います。
    何れにしろ、大切なのは、各構成部品が設計仕様通りの品質を持っているかどうかではないでしょうか。
    松木

  3. 空気圧システムは機体そのものには使用されていませんが、初期の99式20mmには装填用、および発射用として使われています。余り力のいらないオン・オフ的なものにしか使うメリットはないので、用途は限られてしまうのでしょう。
    また第2次大戦機に使用例が少ないのは、ジェット機がエンジンからのブリードエアを使えるのに対してレシプロ機ではわざわざ圧搾空気のボンベを必要とする事にもあるのだと思います。零戦の場合でも、整備の煩雑さと並んで圧搾空気のボンベの入手が困難なため、中国大陸に展開した零戦隊に対しては、魚雷用に空気を圧搾する装置を持つ駆逐艦が河を遡航して補給を手伝ったという話もあります。
    舞弥

  4. 日本の場合電動は技術的信頼性の低さからパスしたと聞いた覚えがありますが・・・
    日本機の舵は大体利きがいいものの、高速になるととたんにエルロンが重くなったそうです。ここらへん電動ならよかったのでしょうか?
    展三

  5. ↑電動では、複雑奇怪なシステムとなり、かつ、デリケートなパイロットの操舵には、とてもとてもついて行けなかったでしょう。
    松木

  6.  脚のみに限定すると、一式陸攻、雷電、彗星が電動式ですね。陸軍機はどうでしょうか?設計を簡素に済ませた一式陸攻では不具合はあまりなく、特に一式陸攻では高稼働率の原因の一つに挙げられています。反面、彗星では巧緻に走った設計のため、低稼働率の原因の一つに挙げられています。
    tomo


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